【 躑躅森盧笙 】 あ が り 症 の 担 任 に 【 男主 】

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最近体調が良う無い。
なんか絶対どこか気持ち悪いし、ダルい時もある

ちょこちょこ病院にお世話になってる
小さい頃から行ってる病院。

あー…ちっちゃい頃思い出すなぁ
なんて、家で横になりながら考える

多分去年の方が元気やったな

『…気分転換しよ』

歳も越し、寒さは一気に来た。
あと1ヶ月で春やぞ！！3月！はよ来い…！
と、願いながら俺は厚着をして親が止めるのを無視して外に出た

財布と携帯は持ってきた

ここで先生に会ったらほんまにラッキーやな

運いいからほんまに会える気がする

＿＿＿＿＿＿


＿＿＿

「気分転換ってお前…こんな寒い日に何考えてんねん」

『なんか先生に会いたくなってん』

「三連休中は我慢しいや」

『んー…なんかなぁ…今回は先生に会いたい欲が強かった』

運良く先生と会えた。
喫茶店に1人で座っていた先生の元に突撃
驚いたような顔をしてたけど、そのまま笑顔を向けてくれた

先生にお金は使わせたくないから俺何も頼んでへん
水飲んでる

「…なんかあったん？」

『えっ？いやなんもあらへんよ』

「学校におる時は窓の外から目ェ離さへんし、急にこうやって俺を探しに歩き回るし」

『…んー…まぁあれや、なんかええなぁみたいな？』

「全く分からへんわ」

なんて会話をしながら2人で外に出た
やっぱり寒い
マフラーも巻いててよかった

そんな時電話が鳴った

番号を見れば母さんから

『…もしもし』

「早く帰って来て！！」

『っっ…今先生とおんねん、まだ帰りたくない』

「早く、早く…」

「…ちょっと貸してくれへんか？」

電話の向こうで母さんは声を震わせていた
…ごめんけど、俺もうちょいこうやって居たいねん。

先生に電話を貸して、俺はぼーっと車の台数を数えていた

「担任の躑躅森です、…はい」

俺の隣で静かに電話をしている先生。

数分して電話は切られた状態で携帯を返された

「もう少しおってええって言ってくれたで」

『ほんま！？よっしゃ！』

「けどあと30分やで。行きたいとこ言ってな」

『俺先生と一緒ならどこでもええよ、あ、新喜劇でも見てく？
いや…そしたら先生と話出来ひんな…』

悩んだ結果、行く場所は決まらずブラブラと歩きながら話す事にした

この方が楽しいし、ぎょうさん話せる

「…親に迷惑は掛けたらあかんからな」

『分かってる』

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