#/42. ページ42
あれが詐欺やって知って天谷奴さんとは話してへん。
連絡先は消した。…名刺は持ってんねんけど
簓は養成所で漫才師として頑張ってる
俺もなにか頑張らなあかんのやけどなぁ…やりたい事ないし…
簓の護衛？気持ち悪がられるわ
季節は秋
街中はハロウィンで盛り上がっている
そんなイベント事興味無いねんけど
『あ、ササちゃん』
そして今日は休日
街中をふらついていたら簓がおった
「あー！Aやん奇遇やなぁ！」
『せやなぁ』
簓の隣にもう1人
オールバックの眼鏡をかけた背の高い人
『…自分誰？』
「えっ、あ、あぁ、俺は躑躅森盧笙」
「こいつ、俺の相方やねん！」
簓から紹介されれば俺ら2人は頭を下げた
ええ人そうやん。人目見てわかるで俺、多分ええ人
それから何故か3人で行動するようになった
2人でおったらええのに簓が俺の腕引いてくんねん
────────
────
「将来の夢とか適当に見つければええねん」
「色んな事に挑戦して見つけていけばいつか天職が見つかるで」
2人からそんな励ましを貰った。
簓は俺の将来の夢がないってこと知ってるから…いらんこと言わんでええねんほんまに
『…せやなぁ』
「…モデルとか似合いそうやけどな」
盧笙がそう言った。
俺らと同い年らしいから、タメでかまへんって言ってくれて。俺らより大人っぽいけど
『モデルはもうええわ…』
「なんかあったん？」
「こいつな、詐欺に引っかかってん」
「え、大丈夫やったん？」
「俺がビシッと止めたおかげで金払わずに済んだで」
簓が自慢話かのようににやけながら話している
まぁ事実やねんけど…やめてくれ…俺の失態を晒さんといてくれ…
「そうやったんや…」
『ササちゃん余計なこと言わんといて…』
「あぁ、すまんなぁ」
楽しそうに笑いながら簓は一応謝ってくれるけど絶対反省してへんこれ
「そういや、簓とAってどんな関係なん？」
「従兄弟やで、従兄弟」
『こいつ俺に恋心持ってんねん』
「んなこと言うなやお前っ…！！」
真っ赤になった簓を見て俺は爆笑。
ほんま、こいつは反応がおもろいなぁ、茹でダコみたいになってんで
「…2人しておもろいってええなぁ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 431人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
錐餌八戸 - ほほぉ？委員長腐女子かあい？ (2019年10月29日 21時) (
レス) id: 4c2bbdb596 (このIDを非表示/違反報告)
トムラ(プロフ) - 凄く面白いです。作者様めっちゃ文才ありますね…羨ましいです。委員長と夢主君の絡みが特に好きだったりしますw (2019年10月29日 15時) (レス) id: 6a3772bd13 (このIDを非表示/違反報告)
待つポックリ - はじめから読ませて頂きました。この小説を読んでいる心が落ち着きます。私は恋愛、友情でどちらかと言うと恋愛(BL)のほうが好きなのですがこの小説を読んで友情系もいいな、と思いました。文章力のあってとても読みやすいです。更新頑張ってください。 (2019年10月23日 22時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
樂-らく-(プロフ) - とても面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2019年10月18日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：何某
| 作成日時：2019年10月18日 7時
