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「はいはい、席ついて〜。ちょっと今日自己紹介してもらうから白膠木くん、来て」
と担任が言った
「『はーい』」
すると、俺と簓でハモってしまう
「あ、赤髪の方の白膠木やで」
と言われ、簓は驚いた顔をしていた
「昨日の入学式来れてへんかったから自己紹介よろしく」
『あぁ…はい…
えー、白膠木Aです。…なんでこんな転校生みたいな事しなあかんの』
「昨日皆したの、はい有難う。席戻って〜」
『なんや雑やなぁ』
なんて先生と会話を交わして、窓際の席に戻った
簓がめっちゃ見てる
これは目ぇ合わせたらあかんやつや
でも気になる。
少し見るくらいならええやろ、少しなら。
そう思って顔を小さく簓の方に向けた
「…」
見てた。
すぐに顔を逸らす
あかん、あいつ糸目やのに目力えぐいで
なんなん、眼球ほぼ見えてへんのになんなんこの威圧感
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
「簓ー！」
「んー？」
「ちょっと来い来い！」
と、俺の隣の席のやつに呼ばれてくる簓
「簓とAってどんな関係なん？」
「関係って…多分ないと思うねんけど…」
『…せっ、せやで、ほら田中が2人おるようなもんやで』
「いやいや白膠木って言う珍しい苗字そう被らへんで」
なんて3人で会話を交わす
「俺Aちゃんなら知ってんねんけどなぁ〜！おらんかったわぁ」
「AちゃんってAの事やないの？」
「…ほんまにめっちゃ可愛ええ女の子やってんけど…」
と、また俺の方を見た
不満か
あの時女の格好してた俺が男の格好してて不満かお前
勘違いしたままのお前が悪いんやからな
『正月の集まりでも先に絵を描いて待ってる簓の想い人かぁ』
「せやねん、めっちゃ絵上手かってん」
『高学年になって急に反抗期と思春期に入って集まりに来ぉへんくなった想い人かぁ』
「電話しても出えへんねん！」
『ヘリウムで出たやつな』
「そうそう」
『で、秋に手紙送った可愛ええ女の子か』
「めっちゃ字綺麗やった」
その会話を中間にいる隣の席の男子が聞いていて、頭にハテナを浮かべていた
そして、数秒遅れて簓も反応
「…え、待ってなんで知ってるん？俺のストーカーなん？ササちゃん有名人にでもなったん？」
なんかおもろいしバラしてもええか。
隠すのも後々面倒になるだけやし
『そんなササちゃんの想い人な、俺やねん』
「…え？」
『高校でもよろしゅうな、さらさらくん』
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錐餌八戸 - ほほぉ？委員長腐女子かあい？ (2019年10月29日 21時) (
レス) id: 4c2bbdb596 (このIDを非表示/違反報告)
トムラ(プロフ) - 凄く面白いです。作者様めっちゃ文才ありますね…羨ましいです。委員長と夢主君の絡みが特に好きだったりしますw (2019年10月29日 15時) (レス) id: 6a3772bd13 (このIDを非表示/違反報告)
待つポックリ - はじめから読ませて頂きました。この小説を読んでいる心が落ち着きます。私は恋愛、友情でどちらかと言うと恋愛(BL)のほうが好きなのですがこの小説を読んで友情系もいいな、と思いました。文章力のあってとても読みやすいです。更新頑張ってください。 (2019年10月23日 22時) (レス) id: bd44181088 (このIDを非表示/違反報告)
樂-らく-(プロフ) - とても面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2019年10月18日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：何某
| 作成日時：2019年10月18日 7時
