【ポケモン】ポケモンの私と、人間の貴方と *second* 【名前固定】 (ページ11)

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第五十九話　シュランページ11

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私がそう問いかけると、クシナダ様は少し目を伏せて「では、そろそろ」と言った。
私は体を屈め、クシナダ様を頭の上に乗せ、現実世界への帰り道を漂う。氷の柱や、水の水球はいつも通り変わりなくそこにある。

暫く、漂っていた。もうすぐ、現実世界への穴へ着く。そんな時、クシナダ様は自身の胸に手を当て、言葉を絞り出すように私に言った。

「ギーラ様、私は……」

そう言うと、口をきゅっと締める。それと同時に、服を少し強く握りしめていた。私は、クシナダ様を見つめた。

「ポケモン……皆を戦争に何か使いません。また、あんな悲しい事を起こしません……だから安心してください……

私はずっとギーラ様の傍にいますから」

クシナダ様はそう言ってふんわりと微笑んだ。

“ずっと傍にいますから”

ポケモンと人間では、到底無理な約束事だ。私でもわかっている。ポケモンである前に、経験を何度した事か。幾ら人間を見守っていようと、人間は変わり続け、昔の原形を失くしていく。
人間は生き、死に絶えていく。
でも、でも私はどんなことをしてでもクシナダ様と共に生きていたい。そう願う。
クシナダ様も、そんな事を考えていてくれて、とても嬉しく感じる。

ついつい嬉しくて、顔が綻んでしまう。

『私も、クシナダ様の傍にずっといますよ。貴女が居なくなっても、ずっと愛し続けています』

私がそう言うと、クシナダ様は少し恥ずかしそうに顔を赤くし、はにかんでいた。

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うぉぉぉぉぉ、更新遅れてすみませんっ！！！
本当に御免なさいっ！！
実はですね、もう直ぐ高校入試でなかなか時間が取れないのです……。
ですので、3月2日まではあまり更新はできません(小説のみ)
小説は物語を考えるので、結構書く時間が無いのです……。
本当にすみませんっ！
3月2日には復活しますので！！
公立一本頑張ります！
byシュラン