巻き込まれたくない俺が孤高な悪役目指したら教師になってた話する？

調査 ページ23

なんか寒気が…いやそんなことより今回の魔物についてまた調べなければ

rd「A、ちょっと生徒たちと距離近いんじゃないの？」

言われてみれば確かに

『そうだな、グルッペンいい加減離せ』

gr「時間も時間だし仕方ない、今回は我慢しよう」

な に を

rd「二度と引っ付くな〜」
『お前も引っ付くな』

こいついつの間にか俺の首に腕回してるしあの件もあるから油断出来ないな



生徒たちは今校長と理事長の話を聞いている、その間俺たちは他に異常がないか学園内を探索していた

ru「にしても今回のは故意かな」
md「セキュリティには魔物が出現するまで異常は無かったよ」
cn「だとしたら自然に出てきた？」
rd「有り得なくはないけど訓練がある日に限ってくる？」
『しかも時間まで完璧だったな』

もし先に俺たちが本物だと気づかなかったら生徒は知らずに攻撃してただろう

ダミーは内部まで本物そっくりだ、教師すらもパッと見間違うくらいには

bd「ん〜なんもわから〜ん」
rd「ちょっ生徒がいないからって学園でタバコはやめてよきょーさん」
bd「良いだろ別に、ヤニ吸ってなきゃやってらんねぇよ」

ぎゃいぎゃい騒ぎながらも俺は目星を付けていた場所に来て禍々しい気を微力ながらも放つそれを掴んだ

『…見つけたぞ』
rd「何を？」
『これが原因だ』

それは綺麗な石だった
md「ﾅﾆｺﾚ」
『ホープダイヤモンドだな』
cn「確かそれって持ち主を不幸にする石だっけ？」

そう、ホープダイヤモンドを手にした人は全て原因不明の死を遂げた
この石は元は青色だが紫外線に当てると赤に変わる
今はまだ日が出ている時間なためホープダイヤモンドは赤い光を放っている…不気味だな

rd「こんなやばい石を回収せずに放ったらかしにするか？」
bd「あーなるほど、回収しなかったじゃなく出来なかったのか」
ru「出来なかった？」

そう、今回の魔物は発見から退治するまで俺たちが居たし訓練のままにすることを提案したのはらっだぁだつまり

rd「この騒動に乗じて回収しようとしたが俺たちが訓練をそのまま実行させて対処しちゃったから回収出来なかった、つまりは外部の犯行じゃなく内部ってことね」
『そうゆうことだ』


あの後も色々探したがこの石以外はめぼしいのは見つからなかった

md「ﾂｶﾚﾀ」
ru「そうだなぁ」
cn「もう訓練も終わってみんな帰ったんじゃないかな」
rd「とりあえず報告よろしくきょーさん」
bd「ざけんな！！！」
『さて帰るか』

番外編 弟→←すれ違いと勘違い

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