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「はぁ、はぁ、」
浴衣で人混みを走るなんて辛すぎる。
？「ここまでくれば良いかな、って大丈夫？」
「大丈夫、です」
「って、あれ、大介？」
顔を上げればそこに居たのは蓮ではなく、大介で。
何でここに大介が？木下さんは？
佐「誰だと思った？笑いや普通は蓮だと思うか笑」
「いやそうじゃないけど、びっくりした」
佐「茜とはぐれて探してたら絡まれてるA見つけたの」
「そうだったんだ、助けてくれてありがとう。」
佐「間に合ってよかったよ、怪我とかしてない？」
「うん、大介のおかげ。」
佐「よかった〜！てか浴衣で走るとかアニメみたいだよな！笑」
「確かに笑」
佐「そういえば、その浴衣、ちょーn ヒューーードン
大介が何か言いかけた時
「あ、花火だ」
佐「本当だ！」
「綺麗、、」
佐「すげぇ」
毎年大介と花火を見ていたから、今年もどういう理由であれ一緒に花火が見れて嬉しい。
けど、
今年は私は蓮と
大介は木下さんと来ているわけで。
「ちょっと蓮に連絡するね」
佐「、、、」
大介に一言断りを入れ携帯を出す。
人がいない神社の裏でも携帯は繋がるみたい。
連絡先から蓮を探し、電話マークを押す。
ん〜出ないなぁ。もしかして探し回ってるとか、？
何度かかけなおした時、
蓮「もしもし？！」
焦った蓮の声。
「もしもし、蓮ごめん、今どこ？」
蓮「今金魚すくいあったところ、Aは？」
「えっと、ここ、、どこだろう。神社のh 佐「あ、蓮〜？Aは無事だから！ごめん！少しだけ俺に貸して！」
「は？」
”神社の方にいる”って伝えようとしたのに、隣から大介の手が伸びてきて携帯を奪われた。
しかも勝手に電話切ってるし。
「ちょ、何で勝手に切ったの？」
携帯を取り返すと下を向いた大介が。
佐「ごめん、蓮のところ戻ってほしくなかった。」
「え、今なんて？」
今度は下を向かず私の目を見た大介。
佐「2人で花火みたい。もう少し一緒にいたいから」
今度は私の目を真っ直ぐ見てそう言った。
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作者名：月乃 | 作成日時：2022年8月9日 23時
