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深「おーい、もうみんな移動してるぞ〜」
「え、ああ、ふっかか」
いつの間にか目の前にはふっかの顔
体育館にはふっかと私以外いなかった。
深「どうしたの、ちょー酷い顔だよわら」
「木下さんと話した」
深「ふーん、それで？」
「やっぱり大介と関わるの良くないかもって思った」
深「じゃあ辞めたらいいんじゃない？木下さんのために」
「うん、」
やっぱそうだよね、
正論なのはわかってるんだけど、今の私の心にはキツくて、、
段々視界がぼやけてくる。
深「でもそんな顔するなら辞めなくてもいいんじゃない？って俺は思うけどね」
「え？」
深「だって木下さんのためにAが我慢することないじゃん、」
深「ほら、もう〜泣かないの、これ使ってないから」
タオルで涙を拭いてくれる。
優しくされると余計涙が、、
深「も〜この後バーベキューなのに」
深「おいで」
目の前で腕を広げるふっかに吸い込まれるように抱きつく。
なんかふっかって落ち着くんだよね。
「ふっか落ち着く」
深「それはよかったわら」
「もう大丈夫、ありがとう」
深「じゃあ俺らも肉食いに行くか〜」
ふっかの後をついてバーベキュー会場に向かう。
「ふっかって何でこんなに優しくしてくれるの？」
ここ最近の疑問を本人にぶつけてみる。
深「ん〜そりゃ可愛いお嬢さんがそんな顔してたら放って置けないよね〜」
「何それ笑」
深「ほら早く行かないとみんな俺のこと待ってるわ〜」
「人気者ふっかを独り占めしちゃみんなに悪いなぁ〜」
深「ふは笑 本当かあいいな」
深(優しくしてるのは、俺なりの罪滅ぼしなんて言えない)
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作者名：月乃 | 作成日時：2022年8月9日 23時
