プリムラ・ジュリアン-1- (ページ10)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:83,607 hit

１０ページ10

朝ごはんを作るためベッドから出ようとしたものの、今の私は下着姿な訳で、

「ふっか、、。お願い、服とってきて欲しい」

深「まだAの服乾いてないし、今日３限だけでしょ？俺の着ていきなよ」

なんて当たり前のように自分の服を手渡す。
他の女の子にも言ってるんだろうな〜。ふっかの事を本当に好きな子に申し訳ないなぁ。
現に私が、木下さんが大介のTシャツ着てたのを見た時、胸が張り裂けそうだったもん。

「ん〜」

深「大丈夫、他の女の子には服貸さないから。」

「え、」

もしかして今の声に出てた？

深「ん？あれ、考えてること違った？まぁ、濡れてる服着て行くならいいけどわら」

「まだ時間あるから一回家帰ろうかな、」

深「Aの家に帰って大学行くより、ここから行った方が近いけどなぁ〜。それに、今家帰ったら鉢合わせるかもよ？」

痛いところをついてくるこの男、、。一日でも早く忘れたいのに。

「うっ、、まだ傷癒えてない、、勘弁して」

深「いいじゃん、佐久間に嫉妬させよう！佐久間きっと嫉妬すると思うよ」

「嫉妬ねぇ。好きな子にはしそうだけど、私だからしないと思う。」

深「どうだろうね〜」

なんてニヤニヤしてるふっか。

「でもふっかの借りていく、」

ふっかの言う通り、今日の３限の授業は大介も履修している。
少しでも嫉妬してくれたら、、なんて淡い期待を抱きながら洋服を受け取る。

深「じゃあ先にシャワー浴びてきな、化粧水とかは翔太がおいてったやつあるから好きに使いな〜」

「ありがとう」