4話 ページ5
『ん………苦しっ』
朝、重い瞼を開ければ私を抱き枕にするまふくんの顔がドアップ。
なんてことは日常茶飯事で、このままがいいけど遅刻するのでまふくんを起こす。
『まふく……むぐっ』
まふくんを起こそうとすれば、何故かまふくんの髪で視界が真っ白になる。
ふと時間を見ればいつの間にか遅刻確定の時間になっていて、かなり手強いな…と思いながら学校に欠席連絡をする。今日くらいいいよね。
『まふくーん、起きて〜』
mf「……んぅ〜…」
『…まふくん、そらるさん来てるよ!』
mf「えっ!!!」
『冗談です〜、はい起きるよ』
びっくりした〜、と少し不機嫌そうな顔で渋々起き上がるまふくん。
『今日休んだから、不審者呼ばわりされなくて済むね』
mf「される筋合いは元々ないんだけどね」
『不審者になる運命なんだよ』
mf「…え」
そもそもまふくんは有名どころではない天才歌い手で、そんな人が女子高生と交際していることが公になれば大炎上が目に見えている。
身体の関係は持っていないけど、有名だからこそ下手すれば犯罪になるかもしれない。
だから、まふまふであるということを隠して不審者にならなければならない(???)
『でもさ、いつかはそらるさんとか、マネージャーさんとかにも話さなきゃいけないよね』
mf「うん。ずっと隠してたら何で隠してたんだ、ってなるし、逆に隠さなかったら大炎上に繋がるかもしれないし……難しいよね、話すタイミングが」
『とりあえず1番目に話すべきはそらるさんか』
mf「うん……難しい!!」
そんなことを話していれば、まふくんの携帯がピコン、と通知音を鳴らした。
そらるさんなんかうらさかでまふまふ彼女疑惑上がってるんだけど実際どうなの
mf「え…このタイミングでこれ!?what!?」
『わーお………』
まふまふまず何でそんな話になってるんですか
そらるさん女物の靴あったこととか、昨日家行った時なんかキョドってたこととか話したらこうなった
mf「どうすればいいんだ…」
『ここで嘘ついて彼女いないって言えば後から大変なことになるもんね…』
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ゆうか - 更新待ってます! (2020年2月11日 9時) (レス) id: c843a619c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぃ | 作成日時:2020年1月16日 12時