コムドット！！！！！！【2】 (ページ17)

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ゆた「寒いしさっさと風呂入りてぇな。先入る？」

『うん』

ゆた「一緒に入る？」

『先入る？に返事したじゃん。』

ゆた「先入る？って言われたら、一緒に入ろ？じゃないの？」

『先入る？って言われたら、うん先入るね、の一択だわ。』

ちょっとソワソワする。
それは長年友達だった人が両思いで恋人になった自覚なのかなんなのか。

上着を脱いでたらまたゆうたが私の腕を掴む。

『ん？』

ゆた「もうさ、我慢しなくていいんだよな？」

『うん、でも前からこんなことしてたじゃん？』

ゆた「うぉ、」

ドキドキを誤魔化すために、掴まれた腕を引っ張ってゆうたにハグする。

『ゆうた、Aいい匂い〜とか言って抱きついてきてたじゃん。』

ゆた「Aまじいい匂い〜」

そう言いながら私の背中に腕を回すゆうた。

『んふふ、きも』

ゆた「あ、こいつ」

『いたいいたい(笑)』

ゆうたが腕の力を強める。

きっとこの今のドキドキが

いつかは安心に変わって

私は何度もこの安心を求めてハグするんだろう。

ゆた「みんなにいつ言う？」

お風呂入ってちょっと晩酌して2人で布団に入る。

『いつかなー』

ゆた「とりあえずメンバーと裏方には言わなきゃじゃない？」

『そうだねー』

ゆた「公表するかは、まぁみんなの意見聞いてからだな。」

『そうしよー』

ゆた「おめえ(笑)ほぼ寝てんやん(笑)」

『さすがにねー、幸せゲージ満タンで眠いわ』

ゆた「そりゃ良かった。満タンのまま寝よ寝よ。考えるのはまた明日だな。」

『甘やかせてくれるねぇ』

ゆた「当たり前よ。もうこんな可愛い彼女は、生きててくれるだけで良いのよ。」

『全力で生きます。』

いつも通り

私の右側にはゆうたがいて。

いつも通り

私たちは上を向いて寝転がってて。

いつも通り

どっちかが眠くなるまで喋ってて。

いつもと違うのは

私の右手とゆうたの左手が繋がれるってことだけ。

それだけでこれからの不安や心配も、大丈夫な気がする。

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