コムドット！！！！！！【2】 (ページ12)

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『不思議だった。不思議だけど嬉しかった。そう思ってくれる事が。』

ひ「じゃあゆうたもそうなんじゃね？返事がどうであれ嬉しいと思うよ。」

『そうなのかな。』

ひ「周りのことが引っかかるなら、一旦周り無しにしてみな。
Aとゆうただけの世界。付き合うってそうゆうことじゃん。」

『うーん、そうかもね。でもゆうたの前にタカハシさんだわ。』

ひ「そりゃそうだ。そっちが先だな。」

ひゅうがには何でもお見通しで。(私が自発的に言ってることもあったけど)いつも楽しそうでワクワクする方に導いてくれる。

一週間後。タカハシさんともう一度食事をした。
好きと言ってもらえて嬉しかった、でも別に好きな人がいるとこを、今の自分の正直な気持ちを伝えた。

タ「そっかそっか！ありがとう、返事くれて。
正直俺にとって良い返事では無いだろうなって思ってたから、気にしないでね。」

『なんかほんと、私なんかがすいません。』

タ「いやいや、私なんかってやめな。俺はそんなAちゃんが好きなんだから。」

『ありがたいお言葉、、』

タ「Aちゃんが、好きな人と上手くいくように祈ってるよ。」

最後の最後まで良い人だ。

私はゆうたと上手く行くのかな。まったく想像できないし、まったくゆうたの気持ちも読めない。

でも伝えることに抵抗が無くなってきた。

『タカハシさんのおかげで気持ち伝えようと思えたんです。』

タ「俺のおかげ？俺知らないとこですげえじゃん」

『大変失礼なんですが、ぶっちゃけノーマークすぎてめちゃめちゃ驚いたんです。でも同時にめちゃめちゃ嬉しかったんです。
こんなに嬉しいんだったら、私も伝えてみよう、かな、って』

タ「うん、いいと思う。伝えるのはタダじゃん。
伝えた方が後悔しないし、実際ダメでも自分の気持ちも成仏することを今知った。」

『あっ、』(手を合わせて拝む)

タ「やめろwwこれからも仲良くしてね。」

『こちらこそです。』

なんだかフワフワする。
調子乗って桃の果実酒飲んだからか。
タカハシさんに無理しないで！って言われて一杯だけ。

体調悪いわけじゃないから、これが私の適量なのかもしれない。

それに桃のお酒は、いい匂いがして、甘くて、でもほんの少し苦くて、今の感情そのものな味がして、グラスの中身を飲み干さずには居られなかった。

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