約束 ページ40
｢何、今の。｣
そう言うと、にっしーは困ったように笑った。
隆｢成田監督が撮る映画の脚本家だよ。｣
｢その人が何であんなこと……、｣
隆｢俺が脚本家として知られるようなったのは、テレビ局の先輩から貰ったウェブドラマの脚本がきっかけだった。
でも本当は、あの人が書くはずだったんだ。
それを未だに根に持ってるみたいで、コネだとか何とか言われてるらしい。｣
｢ただの僻みじゃない。｣
隆｢でも、コネだったのは事実だし。｣
｢だから何？｣
隆｢え？｣
｢始まりはどうだったにしろ、そこで得た脚本家としての信頼を今に繋げてるのは、あんたの努力と実力でしょ？｣
隆｢それは……、｣
｢あんな風に言われて悔しくないわけ？
見返してやろうって思わないの？｣
私の言葉に、彼の瞳が微かに揺れた。
隆｢そりゃ悔しいよ。
でも、俺や監督が使いたかった役者は、全部あっちに取られた。お前も……、｣
言いかけて、にっしーははっとしたように口を噤んだ。
私を、使いたいって思ってくれたんだ……。
｢…私は、まだ決めてない。｣
隆｢……………、｣
｢でも今決めた。
…私は、あんたを選ぶ。｣
隆｢…ｯ………！｣
｢いいでしょ、秀太。｣
そう言って振り向けば、秀太は諦めたようにため息をついた。
｢ありがと、秀太。｣
隆｢A、｣
｢後悔させない。あんたの映画、私が絶対ヒットさせる。｣
隆｢…俺も約束する。俺を選んでくれたこと、絶対後悔させない。｣
そう言った彼に、私は心からの笑顔を向けた。
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琴羽(プロフ) - ふみさん» はい！早く書けるように頑張ります！ (2018年8月15日 20時) (
レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続編楽しみです！ (2018年8月15日 19時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
琴羽(プロフ) - 由希さん» 課題頑張ります笑 できるだけ早く続編書けるといいんですが…… (2018年8月15日 19時) (レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 続編楽しみにしてます。課題頑張ってください! (2018年8月15日 18時) (レス) id: ec5f86864e (このIDを非表示/違反報告)
琴羽(プロフ) - ゆなさん» いえいえ！大丈夫です笑 楽しんでいただけてるみたいで良かったです。更新頑張ります！ (2018年8月9日 18時) (レス) id: aa9346f6a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴羽
| 作成日時：2018年7月15日 10時
