平均点以上。一等賞未満の恋。 (ページ4)

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「いいじゃん～♪グギ羨ましいんでしょ～」

「ち、ちがいます…なれなれしいって言ってるんですよ～！ヒョンかるすぎま、す」

「とかいって～グギも呼びたいんでしょ？Aちゃんって♪」

『あーもう…どっちでもいいからさ、とりあえず教えてよ。席、どこ？』

こいつらのコレ、始まると長いんだよなぁ…

「あ、席はね…あのいちばん奥の右側らへんだよ！スインとかもいる席！」

『げ…スインもいるのかよ。その席』

「いってらっしゃ～い♪」

「ジミンシィィーくれぐれも失礼のないように！ですから、ね！」

『…はいはい。』

スインは俺とテヒョンの同期で
同じ営業部のコスメチーム責任者。

仕事は出来るしサバサバした性格だから
部下からの人望も厚くて、見た目も悪くない。というか、まあ普通に綺麗。

「…あ！ジミナ！やっと来たーあんた遅すぎ！さっさとここ、座りな！」

『はいはい、すみませんでしたー』

なのに口が悪い…まぁ、俺とかテヒョンに対しては仲が良いから余計に、なんだけどさ。

「あ、A ちゃん！紹介するね！コイツがさっき話してた同期のジミン！」

「…あ、は、はじめまして。」

『はじめまして。パク・ジミンです…てか、スイン。またお前俺の悪口言ってたんじゃ』

さっき話してたとか、何とか言ってたけど…
ぜったいろくな事話してない気がする。

「酷い！悪口なんか言うわけないじゃん！わたしはただ、事実を話してるだけだから。」

『それね。それに毎回、若干の悪意を感じるって言ってるの…』

「…まあまあ。そう言わず、ね？とりあえず飲もう！」

…図星かよ。
ったく、スインは良い奴だけど俺に対してやたら厳しいんだよな。

というか、コイツはいつも何かにつけて
人を小馬鹿にしてくるし。

まぁ別に…これも、スインだから気にしてないけど。

「ごめんね、Aちゃん～ジミナがうるさくて」

…俺かよ。

「あ、いえ！だ、いじょぶです。な、なか
いい…んですね。お二人とも」

『そんな事ないよ…ただの口うるさい同期』

「ジミナ…怒」