親友とワンピースの世界で無双します５ (ページ20)

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今なら分かる…… ページ20

Aサイド

その後も宴は続き、皆と一通り仲良くなった

しかし、途中でお婆さんが乱入した事によりお開きとなった

そして、私はハンコックとマリーゴールド、サンダーソニア、お婆さんと大きな部屋に居る

A｢今日はすまなかったな。突然来て…｣
ハンコック｢いえ…黒猫さんからの頼みとあらば……｣

お婆さん｢全く、蛇姫が急に宴の準備をしろと仰ったときは何があったのかと思いましたぞ｣

ハンコック｢黙れ！ニョン婆！黒猫さんの頼みじゃぞ!!｣

マリー｢そうよ…私達は貴方に多大なる恩があります。｣

サンダー｢貴方が居なければ、今でもあの場所に居たでしょう……｣

サンダーソニアが悲しそうに笑った

ハンコック｢そう……貴方のおかげで、今も生き、背中に憎みを持つこともないのです……｣

なので＿＿

ありがとうございました

ハンコック達が私に向かって深々と頭を下げた

天竜人の奴隷には焼印がつけられる

私はその時、焼印を火傷……怪我として考えて薬を元奴隷達に配ったのだ

私としては、ただ火傷を治しただけだったので何で感謝されたのか分からなかった

………あの場では

今なら、分かる

私は身体の傷と共に心の傷も治したのだと……

昔……全てに関心が無くて、真っ暗な世界に居た
私にアキが＿＿あの子の笑顔が私に光を見せてくれた時と同じように

私は人の心を救ったのだ

A｢はは……｣

思わず零れた声。

この世界に来て、沢山の人を救ってきた自覚はある

1人は、私が昔育てていた子供。

1人は、海賊に襲われていた村娘。

1人は、天竜人に買われそうになった女性。

でも、こう……面と向かって真剣にお礼を言われると

しかも、心のときた…

……………照れるな

A｢……君達が楽しく生きてると知れて良かった。｣

本当に……

ハンコック｢ッ〜〜〜///｣

ハンコックが顔を赤くして背を向けた

マリー｢ちょっと！黒猫さん、そんな顔しないで下さい！｣
ソニア｢姉様は兎も角、私達まで……///｣

？

私は顔に手を当てた

口角が少し上がっていることに気づいた

でも、仮面が着いてるからそこまで変わらないと思うけど……

それから、そんな顔ってどう言う意味？