黒猫とハンコック ページ15
Aサイド
A｢さてと……｣
私はバイクを自動運転に切り替え、ハンコックに電話する
番号は前に会った時に教えてくれたから、そこに掛ける
プルル、プルル……
ガチャ
ハンコック[誰じゃ……]
ん？少し、声が低いか？
不機嫌なのか？
A｢あぁ、ハンコックだな。黒猫だ｣
[ガタンッ、バタンッ]
電話の向こうで凄い音が入った
ハンコック[黒猫さんか！]
A｢あ、あぁ……そうだが｣
あの音にはスルーしよう
ハンコック[んん"ッ……して、何用ですか？]
A｢これから、女ヶ島に行こうと思ってな………平気か？｣
聞いといて、何だが断られては困る……
ハンコック[な、何じゃとッ…]
A｢もしかして、無理だったか？｣
ハンコック[いえッ……ご馳走を準備してお持ちしております！]
A｢そっか、助かった。ありがとな｣
ハンコック[はぅッ]
ガチャ
よし、これで第1関門は突破だな
後は女ヶ島の住人が受け入れるかだが……
ま、その時はその時か……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ハンコックサイド
最近、不届き者の海賊が多い……
しかも、どいつもこいつも無礼な男共……
プルル、プルル……
デンデン虫が鳴った
この妾に電話なぞ、何処の無礼者じゃッ
ガチャ
妾はこの電話に出た妾を褒めるぞ
A[あぁ、ハンコックだな。黒猫だ]
ガタンッ、バタンッ
あまりに、突然の事で思わず椅子から立ち躓いてしまった……
何せ、電話の相手はあの黒猫さんじゃからな！
ハンコック｢んん"ッ……して、何用ですか？｣
A[これから、女ヶ島に行こうと思ってな………平気か？]
ハンコック[な、何じゃとッ…]
これからじゃと……
数日前に教えて下されば、国で盛大に饗す事が出来たのに……
しかしッ、黒猫さんからの頼み断る訳にはいかんッ
A[もしかして、無理だったか？]
あぁッ、急いでエステに行かねばッ
その前に、兵士達に知らせて饗す準備をッ
ハンコック｢いえッ……ご馳走を準備してお持ちしております！｣
A[そっか、助かった。ありがとな]
助かった………
ありがとう…………
ハンコック｢はぅッ｣
胸がッ………
しかし、こうしてはおらんッ
ハンコック｢サンダーソニア、マーガレットッ!!｣
最高なもてなしで黒猫さんを喜ばしてみせるッ
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ノエル(プロフ) - とても面白いです。更新頑張ってください。 (2021年11月21日 15時) (
レス) @page37 id: f7611d8971 (このIDを非表示/違反報告)
ニャ - 面白かったです (2021年11月5日 16時) (レス) id: cc7e47f6aa (このIDを非表示/違反報告)
yamasakisengyo(プロフ) - 面白かったです。続きも楽しみにしています。 (2021年9月22日 16時) (レス) @page5 id: ca29192432 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 13時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：親友大好き人間 | 作成日時：2021年9月16日 21時
