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「この子がAっち!?可愛すぎないっスか!!?」

「あぁ、そうだろう?」




言うな、と頼んだのにあっさり言いやがった赤司を睨むが、当の本人は涼しい顔をしていた。内心絶対にほくそ笑んでいる。

私が何をしたと言うんだ。
練習中によく緑間と口喧嘩をしていることか、この前青峰と一緒に赤司のロッカーの中に【ピー】な本入れたことか。


……心当たりはかなりある。




「真っ白な肌に桜色の頬、ぱっちり二重の大きな目、少し癖のついたふわふわの髪……」

『そんなにジロジロ見んな怖い怖い』

「中身は変わってないんスか……」

『可愛げ無くて悪かったな』




黄瀬は私の頬をみょーんと伸ばした後、身体を持ち上げて自身の膝の上に乗せる。いや乗せんな??

部室に来るべきではなかったか、と思ったが時すでに遅く、ぞろぞろと集まってくる帝光一軍メンバー。
隠れる暇なんてなく皆にバレてしまった。



「なんで中身はそのままなんだよ」

『お前も言うか』

「A可愛いねぇぇ!!」




文句を言いながら写真を撮る青峰と、顔をデレデレさせながら写真をバシャバシャと撮るさつき。

そんな二人に近づき「あとでその写真全部くださいっス」と、コソッと耳打ちをする黄瀬。聞こえてるからな。


更に無言で1枚だけ写真を撮った緑間には困惑する。毎回こいつの反応だけは分からん。




「たかいたか〜い」

『うわぁぁあ!!!やめてそれやめて!!高すぎる!!!』




ぬっ、と後ろから出てきた紫原にいきなり両脇に手を添えられたかと思えば、途端に宙に浮く。

身長が200cmを超えている紫原に120cmに満たない私が持ち上げられてみろ、そのままでも結構な差があるのに、さらに紫原は両手を上にあげるもんだから地面から軽く100cmは離れている。


恐怖しかない。




「紫原君、降ろしてあげてください。Aさんが他界してしまいます」

『誰がうまいこと言えと』




本気で言ったのか、ボケたのか、いまいちよく分からなかったが、とりあえず今だけは黒子に感謝する。


結局その日は身体が元に戻るまで皆から弄ばれた。

after:風邪→←before:ちっさくなった



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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 海常高校   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - らてさん» とても素敵なコメントありがとうございます!他のメンバーのお話も考えております。ご期待に応えられるか分かりませんが頑張ります!ありがとうございます!! (2023年1月24日 7時) (レス) id: edf0169bda (このIDを非表示/違反報告)
らて(プロフ) - とっても面白いしドキドキしました。黄瀬くんも他の黒バスメンバーももっと大好きになりました。素敵な時間をありがとうございました!!!続編や他のメンバーのお話もぜひ見たいです、無理せず頑張ってください、応援してます! (2023年1月8日 0時) (レス) @page47 id: f9f6bd1b23 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みかんさん» そんなこと言ってもらえるなんて嬉しいです( ¨̮ )ありがとうございます!!! (2022年6月24日 8時) (レス) id: edf0169bda (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 涼太大好き!!!私元々黄瀬君のこそ好きでしたけどこの作品読んでもっと好きになりました!頑張ってください! (2022年6月23日 21時) (レス) id: 1980a86d42 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みかんさん» わー!ありがとうございます!!涼太ぁぁ! (2022年6月22日 23時) (レス) id: edf0169bda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年12月4日 22時

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