2話:野宿です。 ページ5
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『嘘、辞めれたの??』
あの五条家から??
マジで?
私、生きてる?
自分の頬をペチッと叩く。
痛い。
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『う、うぉぉおおおおおおおん!!!!』
い、生きてるよおおお!!!!!
私!!ほんとに!!!やめれたんだ!!!
私は歓喜のあまりその場にへたりこんで号泣した。
『やったあぁぁっ!!』
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__自分が財布どころかスマホのひとつさえも持ってきていないということも忘れて。
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『いや寒っ…!』
くそぅ、参ったな。
財布どころかスマホさえも全部五条家に置いてきちゃっただなんて。
愚かすぎる。
『取りに行く…?』
いや、ダメダメ。
私はもう辞めたんだし。
『…よーし、そうとなれば、大人しくキャンプの準備でも始めますかね!』
そうして私はキャンプという名の野宿の支度を始めた。
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私が五条家を辞めた日から、2日。
良いのか悪いのか、あの日から任務はひとつも入ってない。
『お腹減ったァァ。』
そして、2日も何も食べてない。
ずっと公園のベンチに座って、空腹を紛らわすために歌を歌っている。
辛い。
昨日は雨が降ったせいで、着物が水を吸ってめっちゃ重いし。
本当に風邪を引いてないことだけが幸いだ。
『ぅう…いやあ、そろそろ誰かに攫われたりしても可笑しくないんじゃね?』
そうだ、そうなんだよ。
もう2日も同じところにいるんだ。
変な人に攫われたりしてもおかしくない。
それともこんな不細工お呼びじゃないってか?!
『本当に最悪…』
私は重い体を起こして、ご飯を探すためにベンチから立ち上がった。
『よし…何か食べ物でも探し…
うぐっ…?!』
瞬間、知らない誰かにハンカチで口を抑えられ、両腕を拘束される。
嘘?!本当に攫われる?!
ジタバタ藻掻くが相手が強すぎて全く歯が立たない。
『(いや、力強すぎでしょ?!)』
それにハンカチに何か薬でも仕込んだのだろう。
だんだんと意識も遠のいていく。
あぁ、詰んだな。
…私はそのままゆっくり意識を手放した。
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??「ふーん、コイツが今五条悟が必死になって連れ戻そうとしてるいう京墓 Aちゃんかあ…そんな大した女にも見えへんけどなあ。」
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須未(プロフ) - エーデルガルトさん» おもしろ度の評価のすぐ下に、この小説をお気に入りに追加(しおり)と書いてあるところがあると思うので、そこを1回押せばお気に入り登録完了です!分かりづらかったらすみません! (2021年4月14日 21時) (レス) id: 49617a87bc (このIDを非表示/違反報告)
エーデルガルト - 須未さん» あの、私小説書いてるんですが、お気に入り登録ってどうやってみるんですか?良ければ教えて下さい! (2021年4月14日 15時) (レス) id: a918e7945d (このIDを非表示/違反報告)
須未(プロフ) - ゆなさん» ウワァア!!すみません!直します! (2021年4月13日 20時) (レス) id: 49617a87bc (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - そして私も誤字ってた漢字です! (2021年4月13日 20時) (レス) id: d6ecc7e628 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 禅院の感じ誤字ってます!禪院です!細かくてごめんなさい!更新楽しみにしています、頑張ってください!! (2021年4月13日 20時) (レス) id: d6ecc7e628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:須未 | 作成日時:2021年4月8日 21時