猫が3匹 ページ3
『研磨ーボール片付けちゃうからそこら辺に落ちてるボールちょうだーい
トサカは邪魔だからあっちいっててもらえる』
孤爪「うん…」
入部届けを監督に出して研磨達の手伝いをする私と未だに抱きつくトサカ兼黒尾
黒尾「俺にだけあたり強くない??」
『夜っくん助けてートサカが痴漢してくるー』
夜久「後輩に手を出すな!」
夜っくんはそう言ってトサカに蹴りを入れ、海くんが首根っこを掴んで連れていく
夜久「入学初日からとんでもないやつに好かれたな」
『最悪の極み』
研磨からボールを受け取り倉庫にしまい挨拶する
猫又「どうだった今日は?」
『楽しかったけど無茶振りやめて…!
私女の子!』
「「「(監督にタメ口!?)」」」
猫又「すまんすまん…それじゃ解散」
「「「はい!」」」
皆元気よく返事して帰る
黒尾「Aー」
トサカはまた私に抱きつこうとしたので海くんの後ろに隠れる
『海くん、トサカがいちいち抱き着いてくる』
海「それはいけないね」
夜久「お前は抱きつくな!A が困ってんだろ」
黒尾「えー…」
『トサカ置いて帰ろ』
黒尾「お前俺の事嫌いな訳?」
山本「鍵閉めちゃいますよー」
私達は体育館から出て一足先に帰ろうとする私を夜っくんは夜道を一人で帰るなと皆で帰ることになった
『あのさずっと気になってたけどさ…なんか距離離れてない?』
音駒のエースである山本猛虎が私と微妙に距離を置きながら歩いている
孤爪「マネージャーが入ってきたのは嬉しいけどまともに女子と会話してこなかった虎だから照れてる」
見た目怖そうなのに照れてるってギャプあるじゃん
『入学初日から嫌われたのかと思った』
山本「嫌いじゃないで、す…」
だんだん声が小さくなる虎を笑ってしまう
『敬語になってる』
面白すぎてずっと笑う私を研磨は引いたような目で見てきた
『あー…肋骨折れるかと思った』
夜久「笑いのツボおかしくね?」
海「楽しいならいいんじゃない?」
黒尾「あそこまで縮こまった山本見たことねぇ」
そんなに虎って女子慣れしてないんだぁ
私は笑いながらえいっ!と言って虎に抱きつくと最初は驚いたのかびくっとなっていたのにしばらくして動かなくなった
『あれ?』
孤爪「息してない」
黒尾「おいい!何やってるんですか!?」
夜久「この調子で大丈夫かよ…握手だけで倒れるとかやめてくれよ」
海「あまりいじめないようにね」
『えっと…なんかごめん』
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作者名:ライキ | 作成日時:2020年2月4日 8時