ー関西の紅一点の物語 IVー (ページ16)

今日:23 hit、昨日:4 hit、合計:149,358 hit

◎ ぼくらのキセキ② ページ16

〜

〈 Aちゃんに転機が訪れたのは2019年8月。東京ドームでジャニーズJr祭りが行われた時のことでした〉

「 ⋯⋯⋯⋯シンプルに、辞めたいって思ったんですよね。
グループを組んでるのに無責任だって言われるかもしれないですけど。」

「 SnowManとSixTONESのデビュー発表の後、

おめでとうって気持ちは間違いなくあったんですけど、何となく前を向けへんくて。

なんていうか、いきなり目の前が真っ暗になった気分やったんですよ」

「当時他にもちょっと色々あって、気持ちが落ちてたんかもしれないですけどね」

〈そんな時、気持ちを変えてくれたのメンバーの大橋和也くん、藤原丈一郎くんでした〉

「公演の日の夜、2人の部屋に行って、思ってたことを全部話したんです。

何も言わんと、怒らんと聞いてくれて、私の気持ちを否定しないでいてくれたんですよ」

「『行ける所まで一緒に行こう』って和也が言ってくれて、『無理に前向こうとしやんでいい』って丈くんが言ってくれて、⋯⋯何となく気持ちが晴れました」

「多分、大吾もなんか気付いてたんかなって思います。
なんも言ってこやんかったけど、あれが大吾なりの優しさなんやなと思って、それに甘えさせて貰いました ( 笑 ) 」

〈年齢は近くても、歴も経験してきた舞台も、抱える想いもそれぞれ違う年上組4人〉

「いつも助けられてます。グループ引っ張ってくれたり、和ませてくれたり、手差しのべてくれたり。」

「 3人だけじゃなくて、特に関西の先輩とか同期にはほんまにいっぱい助けられてきたんで、自分も後輩に同じように接したいなとはずっと思ってます」

〈年下のメンバーや、ツアーのバックにつく後輩に接する姿に、その想いが現れていました〉

嶋﨑「 Aちゃんデビュー決定おめでとうございます」

「ありがとう、斗亜らが追いついてくんの待ってるからな」

嶋﨑「絶対追い付きます。」

「今までよりかは距離遠なってまうかもしれんけど、なんかあったら言ってや。いつでも話聞くから。」

〈頼れる先輩として慕われるAちゃんは年下組のメンバーについても語ってくれました〉

「 4人とも入ったばっかりのときから先輩の前に立ったりする機会が多かった分、プレッシャーが半端なかったと思うんです」

「頼りづらい場面もあったと思うし、……だからこそ、溜め込まずに色々話して欲しいなって思いますね」

〜