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よく分からない結論に至って、さっきの食器を片付けてたら、潤がお風呂から上がる音がした。
私の心臓、お願いだから、これ以上ドキドキしないで……!
どうする、どうする、どうする?!
いや、あれはちゃんとAちゃんのためにも
いつ何時もなって良いように常に持ってはいるが……!
する?するのか、俺!
したいけど、そもそもしていい日なのか?!
ぅあーーー!
落ち着け、俺!!
年上の落ち着きを取り戻すんだ!
深呼吸を何度か繰り返して、風呂場から出ていくと
Aちゃんが食器を拭いてくれている。
「ありがとう。気持ち良かった。Aちゃんも入っておいで?」
『はい。これ片付けたら入ります。良かったらビール飲んでください。グラスも冷やしておきました。そんなに冷えてないかも知らないけど』
「えぇ、ありがと!じゃあせっかくだから一本だけもらおうかなぁ」
『どうぞ、どうぞ』
そう言って、冷凍庫からグラス、冷蔵庫から缶ビールを出して
こたつがある部屋に出してくれた。
「風呂上がりのビールめちゃくちゃ好き(笑)」
『良かったぁ。注ぎましょうか』
「えぇ!いいの?余計うまいじゃん!」
『んっふふ、うまいといいなぁ』
俺にグラスを持たせてくれて、ビールを上手に注いでくれる。
「うまいねぇ、黄金比だ!」
『はい、伯父に仕込まれました(笑)』
「いただきます。あー……ほらうまい。今まで飲んだビールの中で一番うまい!」
『あはは!良かったぁ。じゃあお風呂入ってきますね!』
「ん、いってらっしゃい」
俺にニッコニコの笑顔で手を振って行く。
あー、可愛い、可愛い、可愛い……!
ビールでちょっと頭を馬鹿にした方が、いいかと思って飲ませてもらってるけど
これだけじゃ酔えるはずがねぇ!
かと言ってガバガバ飲むのも変だし。
俺、今まで初めてする時どうやってた?
くそ、緊張で思い出せない……。
とにかく優しく、優しく。
Aちゃんが少しでも嫌な思いしないようにしたいから。
ソワソワしながらテレビを観ていると、すっぴんで髪を拭きながら出てきたAちゃん。
若いからからすっぴんの透明感がやばい!
そしてモコモコのパジャマが可愛い。
風呂上がりも可愛い彼女は、冷蔵庫から水を出して、飲んでいる。
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作者名:鈴 | 作成日時:2020年12月16日 14時