38/千佳編:千佳のトリオン ページ38
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「‥‥‥‥千佳は他の人間を巻き込みたくないらしい。
他人を巻き込むくらいなら、一人でネイバーから逃げつづける。そういうわけわかんないやつなんだ」
修はまだ測定を待ってる千佳の方を見る
『ふーむ。‥‥‥あれ?私は巻き込まれていいの?』
「おまえはネイバーだし、巻き込んだのはぼくだからいいんだ」
『ほう、ならいいか
しかしチカは良く一人で逃げれるなー。トリガーもないのに』
「あいつは自分を狙うネイバーの居所がわかるんだ。
‥‥今まで半信半疑だったけど‥‥‥‥」
そこでA達の頭に一つの案が浮かぶ
『あ、サイドエフェクトか』
「‥‥‥たぶん」
大体千佳についてわかってきたAはこれまでの修のこととも結び付けていく
『そんでオサムはチカを助けたくてボーダーに入ったわけか』
「別にあいつを助けたいわけじゃ‥‥ぼくは街を守るために‥‥」
頬を赤らめて口を濁らせる修はきっと誰が見ても嘘だとわかるだろう
『キミつまんないウソつくねー。ごまかす必要ないでしょ。誰かを助けたいってのは立派な理由じゃん』
「‥‥‥そんな立派な理由じゃない。ぼくがボーダーに入ろうと思ったのは‥‥‥
何もできない自分に腹が立ったからだ」
さっきとは打って変わって真剣な顔つきになった修にAは声をかけようとしたが、
タイミングが良いのか悪いのか、丁度レプリカが測定を終える
測定完了。と言ったレプリカの頭上にまたキューブが現れる
だが先ほどとは比べものにならないくらい巨大なキューブが現れる
「‥‥!?」
『でっかー!オサムの何倍だ?これ!』
想像より遥かに大きかった千佳のトリオンを見てAはテンションがあがり、修は呆気に取られる
「尋常ではない。これほどのトリオン器官はあまりきおくにない。素晴らしい素質だ」
『凄いね、ネイバーに狙われるわけだ』
「感心してる場合じゃない!チカが狙われる理由はわかった。問題はそれをどう解決するかだ」
現実的な考えはボーダーに保護してもらうことであるが、千佳はこれまでどうりで大丈夫だという
納得の行かない修たちは必死に考える
すると後ろから二つの気配と足跡が聞こえ、Aはパッと後ろを向く
そこにいたのは二人の学生
「動くな。ボーダーだ」
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マーマレード(プロフ) - 林檎?さん» ありがとうございます!!受験終わったのでこれから頑張ります!!目指せ!アニメ追い越し!!(まだボーダーに入ってすらない) (2021年3月24日 23時) (レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード(プロフ) - イチゴさん» コメントありがとうございます!!楽しみに待ってくださってる分更新頑張りますね!これからもっとキャラ達と絡ませていこうと思うので待っててください! (2021年2月25日 20時) (レス) id: 4eefa391b4 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - 遊真成り代わりしかも愛され最高です!!!続きが楽しみです。 (2021年2月25日 9時) (レス) id: 5b2dfbf1b2 (このIDを非表示/違反報告)
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