34 安心 貴女side ページ36
突如現れた透さんに手を引かれ、抵抗するもやはり男の人の力には適わず、外に出されてしまった。
唖然とする私を放って彼は向こうに走り去ってしまう。
あの慌て様...もしかしてこの非常事態に気づいてる...?
タイムリミットの5時になっても爆発音は聞こえなかった。
「よかった...」
エラーでも起こしたのだろうか?
なんにせよ、被害が出なくてよかった。
ほっとしていると、携帯が鳴る。
「Aさん!無事!?」
「コナン君、大丈夫だよ。爆発はしてないみたい。」
よかった...と安堵のため息をもらすコナン君。電話越しに周りの人が安心した声も聞こえる。
「犯人は捕まりそう?」
「結構粗が多くてね。もう少し時間をかければ素性も分かりそうだよ。今トロピカルランドの周りを刑事さんが巡回してるから、時間になっても爆発しなかったのを見て動揺してる不審者がいたら捕まえられるし」
「そう...よかった。私はもうひとつの爆弾も探してみるね。不発とは言え危険物には変わりないから。」
ちょっと待ってね、と言われると、電話の向こうの人と話してるようだ。
「Aさん、その必要は無いみたい。」
「え...?」
「今公安から連絡があって、爆弾の1つは我々が解体した。って。」
公安...だって...?
「公安の人も爆弾は2つあったことは知ってたみたいで、もう1つはどうしたんだって話になってるんだ。Aさんが解体したってバレるとまずいよね?」
「あ、うん...まずすぎる。」
ほとんど上の空だった。非番の警察官がいたことにするね。と言われ電話を切る。
警察庁に入っていく白のRX-7を思い出す。
そしてさっきの彼の尋常じゃない様子。
爆弾を解体したのは透さんで間違いないだろう。
つまり、彼は公安の人間である。
それに、あんなにタイムリミットギリギリだというのに私を逃がした後、再び急いで園内に戻ったということは、彼の正義はホンモノだろう。
もし公安に潜入してる悪人だったら、自分の身を第一に優先させるはず。
彼は、白。
長いため息を吐くと、自分の心臓がやけに速く打っているがわかる。
そうか、
彼の事、好きになってもいいんだ。
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お久しぶりです。久しぶりすぎて夢小説の書き方忘れました(?)変なとこがあったらごめんなさい。
ところでTwitter始めようかと思うんですが興味ある方います?反応があったら始めます。
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零(プロフ) - ギャグじゃない、ぴえんって、ギャグ大好き過ぎて草ギャグ大好きな人、好きです← (2020年5月8日 4時) (レス) id: 65b70f381b (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - アオさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。ご心配ありがとうございます。作者、生きてます。更新したのでよかったらまた読んでやってくださいませ。 (2019年8月8日 22時) (レス) id: 0b29ddadeb (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - のんのんさん» お返事が遅くなって申し訳ありません。応援ありがとうございます!中々亀さん更新になってしまうのですが...頑張ります!! (2019年8月8日 22時) (レス) id: 0b29ddadeb (このIDを非表示/違反報告)
アオ - はじめまして。この作品暫く更新されていませんが、大丈夫ですか? (2018年5月5日 20時) (レス) id: e874f23264 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - すごくいい話ですね! 応援してます! 更新頑張ってください!! (2017年5月7日 17時) (レス) id: 925f4d298b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリィ x他1人 | 作成日時:2016年5月5日 17時