検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:54,605 hit

林檎3 ページ4

優雅にジャズが流れる


赤色の看板に筆記体でおしゃれに文字が書かれている



”Lupin”




あぁ、織田作を思い出すわ…やべっ、また泣けてきた



シンデレラ…林檎自 殺







「安吾は来ないよ…


織田作、君のいうことは正しい、人を救う方が確かに素敵だよ…生きて行くならね」




階段をわざと音を立てながら下る



「安吾は来ますよ、太宰さん」

「やぁ、Aちゃん…奇遇だね」

「よく言いますよ、私がここに来る事、薄々気づいてたんでしょ?」

「ふふっ…まあ、探偵だからね一応」



おかしそうに笑った太宰さん



「Aちゃんも私と一緒に来るかい?」

「え?」

「骸砦に、来てくれないかな」



何を考えているのだろう、この人は



原作の時からこの人のとびぬけた頭脳には感嘆の声しか出なかったが、いざこうしてみるとより一層分からない



「どういうつもりですか」

「ん〜?別に変な意味はないんだけどなぁ」

「太宰さんが何を考えているかわかりません…」

「私も君が何を考えてるかは分からないよ」



すると太宰さんはすくっと席を立った




「Aちゃん…骸砦に来るのなら、気を付けてくれたまえよ」

「今回の作戦の名前を知っていますか?太宰さん」

「おや?教えてくれるのかい?」






「白雪姫奪還作戦ですよ」



私がそういうと太宰さんはきょとんとし、くりくりのお目目をぱちぱちさせ、盛大に吹いた



「ぶっ…あっはっはっはっは!!!」


ひーひー言いながら目にたまった涙をぬぐい、太宰さんは口を開く



「それはそれは、面白いねェ、やっぱり君は…私が惚れただけあるよ」

「どーも」

「じゃあ私は行くよ」

「姫は姫らしくお城にいるのがルールですよ?」

「分かっているさ、ちなみにナイトはだれかな?」

「中也ちゃんに決まってるでしょ」




そういうと太宰さんはまたもや面白そうに目を細めてドアをあけ、出て行った




「それと…Aちゃんにその帽子は似合わないから」

「余計なお世話ですぅ〜」





太宰さんらしい去り際の一言だ





作戦決行は今夜




霧が発生するまでの時間




あと5分









「さてと…お姫さまを救出しなければねェ…」



中也ちゃんに託された帽子を再び深くかぶり直し




夜の闇に私は足を進めた






――――――


私、この劇場版結構何回も見たんですけど、意味がいまいちよくわからなくて…

解釈が違っていたら本当にすみません((

林檎4→←林檎2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
203人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ホウ酸(プロフ) - アイザックさん» おっとティッシュどうぞ((((青の時代はいいですよ← (2020年5月25日 9時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
アイザック - 作中に恋人繋ぎのシーンも......wwあっら鼻血が← (2020年5月25日 7時) (レス) id: cb0f0ed2ac (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 柊苺さん» いやもうほんとですよ、文ストの公式わかってますね((何がとは言わない( ˙-˙ ) (2020年5月19日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
柊苺(プロフ) - ホウ酸さん» ねぇ、奥さん見ました?汚濁解除する時頬に手を添えたんだですよ…(((あれはもう。公式やっちゃっいましたね(?) (2020年5月19日 14時) (レス) id: 30ac6fcd11 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 柊苺さん» ねぇ....奥さん、しかも太宰さんが頭押さえつけたんですよ??(((どこにとは言わない、真面目に発狂しましたね (2020年5月19日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月13日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。