林檎10 ページ11
「これは暴走でも特異点でもない」
ドス君の異能が本体と一体化する
「龍こそが、異能が持つ混沌、本来の姿なのです」
砦を囲むようにして深紅の龍があらわれる
轟音と共に息吹を吐きだし、地面と空気がビリビリと揺れる
思わず耳をふさぎ、目をつぶって縮こまってしまう
いやだって、吃驚するじゃん?びっくりぽんだよ???
ドス君はゆらりと振り向き私をじっと見つめる
「貴方はどうするのです?」
「待ちますよ」
「本物の騎士をですか…」
そういってドス君はふっ…と軽く笑った
「なんで笑うんです…」
「いえ、ユーモアがある方だなと思いまして」
「ドス君は私を殺すのですか?ポートマフィアの参謀長…しかも預言者を葬ることが出来れば、鼠にとっても悪い話ではないでしょう?」
「…その質問にはいささか驚きました」
ドス君は少し目を見開いてそういった
「ここであなたを殺してもいいのですが…貴方はある可能性を見落としていますね」
「可能性?」
やめてくれドス君、私はただの美大生だったんですよ
ただの美大生だった奴がなんで太宰さん顔負けの頭脳持っているあなたとこんな高度な会話しているの??私が聞きたいわ
「貴方が僕につく可能性です」
それは…
笑っちゃう
「ふ…ふふふふ、ふふっ」
「どうしたんです?」
「その可能性はゼロなので考えなくてもいいですよ?」
「ほう…なぜ?」
私は頭にかぶっている中也ちゃんの帽子を手に取り胸に当てる
「ポートマフィアには、私の生きる糧がいますから」
祈るような姿勢でドス君を見上げる
うん、すごいいい雰囲気ぶち壊す発言するけど
私、すごいかっこいいこと言ってるけど、翻訳すると
”ポートマフィアに愛してやまない私の最推しがいるので彼がポートマフィアにいる限り私は一生マフィアに忠誠を誓います(推しに忠誠を誓います)”
ってことだからな?(真顔)
「そうですか…残念です」
わざとらしく眉を下げて残念そうに言うドス君
は?可愛すぎか、結婚しよ((
「ですが気を付けてくださいね、鼠は町の何処にでもいますよ?」
「ご忠告感謝しますが、あいにく鼠は好まないものなので…見つけ次第即座に駆逐します((」
両方ともすがすがしい笑みで言葉を交わす
いやん、私誘拐されちゃうのかな((
ドス君は薄く微笑んだ後、髑髏をもって部屋を出て行った
―――
中也ちゃん落ちです((今更
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ホウ酸(プロフ) - アイザックさん» おっとティッシュどうぞ((((青の時代はいいですよ← (2020年5月25日 9時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
アイザック - 作中に恋人繋ぎのシーンも......wwあっら鼻血が← (2020年5月25日 7時) (レス) id: cb0f0ed2ac (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 柊苺さん» いやもうほんとですよ、文ストの公式わかってますね((何がとは言わない( ˙-˙ ) (2020年5月19日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
柊苺(プロフ) - ホウ酸さん» ねぇ、奥さん見ました?汚濁解除する時頬に手を添えたんだですよ…(((あれはもう。公式やっちゃっいましたね(?) (2020年5月19日 14時) (レス) id: 30ac6fcd11 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 柊苺さん» ねぇ....奥さん、しかも太宰さんが頭押さえつけたんですよ??(((どこにとは言わない、真面目に発狂しましたね (2020年5月19日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月13日 21時