遊園地デェト ページ10
「ちゅーやちゃん!」
「あ?」
「いいもの見せてあげよう」
「んだよ」
取り出したのは二枚のチケット
「ジャジャーン!!!」
「あ?」
「ゆーえんちー!!」
「知ってるわ、なんで持ってんだよ」
「森さんがね…」
”君たち働きすぎだから、行って来なさい”
「っていってくれた」
「いいのか首領それでいいのか」
ごもっともなツッコミをかました中也ちゃんをスルーしては、森さんのお言葉に甘えて
明日遊園地行きが決定した
◇
同じ屋根の下で暮らしているものだから、待ち合わせなんてものはない
まるで家族旅行のような気分で家を一緒に出た
服は仕事服以外は、初任務の時に必要だった中也ちゃんが選んでくれた乙女チックな服しかなく、仕方がないのでそれを着ている
遊園地に着き、チケットを見せて入園する
「遊園地なんて子供の時以来」
そういってはにかんでみせると中也ちゃんは
目をキラキラさせてた
「は…かわい、この遊園地買おうか」
「何変なこと言ってんだ」
「いや、中也ちゃんがかわいすぎて」
そういうと中也ちゃんは少し照れたように顔を赤く染めて言った
「そんなに変な顔してたか?」
「めっちゃキラキラしてた、目が」
「いや…遊園地とか、初めてだし」
俯き気味でそういう中也ちゃんに私の胸は破裂した(?)
「よし、初遊園地の中原中也ちゃんには、この私が楽しくなる遊園地案内をお届けしましょう」
自信満々にそういって、中也ちゃんの腕を引っ張りさっそくアトラクション乗り場に向かう
「ジェットコースターいくよ」
そこからは楽しかった
平日なのもあり、ジェットコースターだけならぬ、ほとんどすべてのアトラクションにはあまり人がおらず
スムーズに乗ることができた上、気に入ったアトラクションを反復していた
中也ちゃんはやはりジェットコースターなどといった絶叫系が好きらしく、一度乗り終わると子供のようにもう一回とせがんできたときには
なにこの生き物可愛い、持ちかえる
って言ってめっちゃ冷めた目で見られた、解せぬ
「あれ行くか、A」
そういって指さしたのは、”お化け屋敷”
「いやです」
「あ?なんだよ、まさかこえーのか?」
「怖いよ!めっちゃ怖いよ!!!死んでも行きたくないよ!!」
ジェットコースター等のジャンルの絶叫系は行けるものの、ホラー系は本当に苦手な私
もう帰りたいです((
160人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奏翔 - 続きって書かれますか?更新待ってます! (2023年3月6日 23時) (レス) @page22 id: 49dd49021f (このIDを非表示/違反報告)
桜奈(プロフ) - 中也ちゃあああああぁぁぁん!?!?!?!?!?もう好き…えっ…?ホウ酸さんの中也ちゃん(夢主ちゃんのが移った)毎度毎度かっこよすぎません!?!?えっ…可愛いけども…((手前は誰と話しているのだか……もう好きです…これからも頑張ってください!!!!!! (2021年9月6日 18時) (レス) id: dc83ff49fd (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - さうさん» グサッと行ったならめっちゃ嬉しいです!!ありがとうございます! (2020年12月13日 8時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
さう(プロフ) - 最後のオチが心にこう、グサッと、グサッと来ました!!!好きです!! (2020年12月12日 20時) (レス) id: 1a87c21f54 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - ベネさん» ありがとうございます!!ベネさんもお気をつけて (2020年10月9日 15時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月30日 10時