身長低くても！！マフィアでも！！愛すべし！！！！〜番外編〜【中原中也】

学生？？マフィア？？ ページ14

咲き誇る満開の桜


行き交う学ランとセーラー服



そして


なぜかブレザーを着た中也ちゃんが目の前にいる




「いや、は？？？」




◇




さかのぼること５秒前


いつものように資料室にこもり、次から次へと來る書類とにらめっこをしていた時のこと



急にまぶしい光に照らされ、私の意識はなくなった




再び目を開ければ、この通りだ、誰かこの状況を教えてくれ頼む



簡潔に三十文字以内で



頼む(((((切実




「手前、なんだ、急に目の前に現れやがって」

「いや、私が聞きたいですね、何ですかこの天使」

「あ？」

「間違えました、なんですかこのエンジェル」

「変わってねェ」




相変らず素晴らしいツッコミ術だな、頼れるツッコミ担当中原中也ちゃん、通称マイエンジェル




「そこの美しい御嬢さん！！！」



おっとこの声はぁ？？？


「私と心中して頂けないだろうか」



わぁお、プリンス第二号


一号は誰だって？？


やつがれくんだろ？保健室の貴公子だろ？？プリンスだろ？？？



だってここ絶対学ストじゃん((話が早い



「学ラン太宰さん…なるほど」

「なぜ私の名を？」

「ん〜、なんだろう、私マフィアです？？」




私がそういうとこの教室にいたきっと全員が同じ方向に首をかしげた




「マフィア？？」

「マフィア」

「マフィアって…あのマフィアか？？」

「みなさんのよく知るマフィアですね」




再び首をかしげる





「あ〜、取りあえず先生に会いに行くかい？」



太宰さんにそう促され、それが一番いいといって職員室に案内された




そこで待ち構えていたのはまさかの福沢社長と乱歩さん




いや、今は福沢学園長と乱歩先輩かな？？




「貴殿の話は聞いている、突然目の前に現れたと聞いたが…



一体何者だ？」




「いや、別に取って食おうとかそういうのじゃないんで安心して下さい


真実を言いますと…マフィアなんです…」



その場の雰囲気がなんかすごいぽかんとした感じになった気がした((




「乱歩、彼女の言葉に嘘は？」

「ないね、しかも敵意もないとみた、本当にただ迷い込んできただけみたいだ」

「そうか」



もう乱歩さん有能過ぎ




貴方が居なかったら現実世界でもここでも私死んでたよ、物理的にも社会的にも





「事情はきっと互いに分からないことも多いと思うが、迷い込んでしまったのなら仕方がない

貴殿には元の世界に戻るまでこの学園の生徒として生活してもらう」






マジですか((

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