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推し72 ページ7

その瞬間


中也ちゃんは太宰さんを蹴り飛ばして、自分の異能力で後ろにとんだ




「おっとぉ…」

「わぁ、Aナイスポジション」

「治君、一生許さないからね」

「え、なんで??」




勝手な恨みだちくしょー



吹っ飛んできた治君を受け止め、中也ちゃんを見ると隣の壁に引っ付いていた




「やられたよ…広津さんが異能力を放つ前に蹴り飛ばされて…


手を放してしまった


あいつは自分の異能力でわざと後方にとんだんだ、ダメージはない」

「めんどくせぇから手前は後だ…



いくぞ爺さん!!!!」




そういって中也ちゃんは広津さんに飛びかかろうとした



が、それは黒い箱によってできなかった



「なんだ!?」

「間隅の扉、黒死箱…



広津さんばっかりいじめちゃダメじゃないか、ちゃんともう一人いるんだから」



手袋を外した手で直接空間に触れることで私の異能力は発動させられる




「んだこれ!!!くそっ…!!!」

「A、最初っからそれやってよ、おかげで無駄に蹴られた」

「治君は許さない」

「いやなんで??」



中也ちゃんに蹴られたのを無駄だと??出直してこい青二才が((





「おっっらぁ!!!!!」

「ふぇっ!!まじか、まじか、素手で破っちゃうなんて…」




箱が赤色に発色して見る見るうちに破られる


そして碧緑色の文字の羅列が周りに浮き出ては、はじけて箱ごと消えた





「私の箱…」

「おい、女!手前が一番手ごたえがありそうだ…行くぞっ!!!」

「中也ちゃんに認識されたとか…

死んでもいいんだけど!?!?」



そういいながら叩き込まれる足を避け、間合いの外側まで後退する



「チッ…読まれてんな」

「訳あって、君の間合いも癖も攻撃パターンも全て把握済みだ、君の攻撃は絶対に当たらないよ」

「それはどうかな…?」



そういうと中也ちゃんは素早く距離を縮めて私の体に手を触れた





「A!!」


治君が気づいて叫んだとにはもう遅く、私は体ごと宙高くまで蹴り上げられた


重力操作を伴う蹴り攻撃は普通なら回避は不能だ





「いっっっ…!!!」



―――間隅の扉 ”空間移動”―――




吹き飛ばされる方向に等身大の黒い空洞がどこからともなく現れる



「なんだ…」



私の体はそのまま空洞に吸い込まれた





「あぁ…死ぬかと思った」

「なっ…!!手前、どこから!?」

「吃驚させないでA」




再び出てきたのは中也ちゃんの背後から…



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るま - 凄く面白いので、更新待ってます! (2023年3月24日 14時) (レス) id: dd1d7bc19b (このIDを非表示/違反報告)
奏翔 - 続き気になります、、、更新待ってます。それとも、もうこの作品は更新しないのでしょうか? (2023年3月6日 21時) (レス) @page22 id: 49dd49021f (このIDを非表示/違反報告)
- 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます! (2022年8月17日 17時) (レス) @page22 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
明理(プロフ) - 絶対完結させるって言ったのに…この…この大ウソつき!(´;ω;`)それでも待ってしまう僕はいるんだよなぁァァァァァァァ!!待ってます! (2022年5月1日 21時) (レス) @page22 id: 0be17a4bd3 (このIDを非表示/違反報告)
えいり - 更新待ってます。中也と夢主の絡みが見てぇ← (2021年7月26日 21時) (レス) id: 74707b6955 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月27日 14時

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