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家に帰ると小さな葬儀がいとなわれた。
葬儀場を借りる事もなく、家でやった。
日ごとに両親の病院の人たちが線香をあげにきた。
一段落したところでお墓にいれた。
これから…私はどうなるのだろう…
両親がいなくなり私には養育者がいない。
親戚だって聞いたことがない。
線香をあげにも来ないくらいだ。
きっといないのだろう。
じゃぁ…施設か…
何故か私は冷静だった。
泣いたのも霊安室の時だけだった。
耕ちゃんと…おばあちゃんにさよならしないと…
家に帰ろうとした。
「Aちゃん。」
出口にはおばあちゃんがいた。
帰りが遅かったので来てくれたようだった。
「Aちゃん…これからはどうするんだい？」
「親戚もいないみたいなので…施設に入ろうかと。おばあちゃん達とは、お別れです。」
何故か笑った。
私の精一杯の強がりだった。
「Aちゃん、一緒に暮らそう。」
「え…？」
突然の事に言葉が出なかった。
「私と耕作と一緒に暮らそう。それがいいよ。」
「でも！それは…」
耕ちゃんとおばあちゃんが貧乏なのは知っていた。
だから…一緒に暮らすなんて…
「大丈夫だよ。私は施設でもやっていける。友達なんか出来なくても…一人は馴れているから。」
また強がった。
施設になんか行きたくない。
でも…仕方のない事なんだ。
「Aちゃんは一人じゃないよ。私達と一緒に暮らそう。」
おばあちゃんは私の手を握った。
一人じゃ…ない…
「いいの…？」
「あぁ。おいで。耕作も喜ぶよ。」
おばあちゃんは笑顔だった。
おばあちゃんの温かい優しさに涙が出た。
一緒に暮らさなくても養育者としての名前だけでも貸してくれると言った。
家も壊さなくていいと言ってくれた。
今までと同じ生活でいいと言ってくれた。
おばあちゃんは私を迎え入れてくれた。
私はおばあちゃんの言葉に甘え、高校3年生までおばあちゃんの所にお世話になった。
でも…選択の時は刻一刻と迫っていたのだった。
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本ニャン(プロフ) - シロップさん» 物語の中身としてはあまり気にせず思いきって書くことがポイントです！気にしすぎるとかえって書きたい事が書けませんからね。あとは他の作品を読んでいいと思った事はどんどん真似しましょう！たくさん書くことが一番良いです！参考にしてもらえたら嬉しいです(*^^*)っ (2018年7月14日 18時) (
レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
シロップ(プロフ) - 本ニャンさん» 作品を書く時のコツとポイントを教えてくださいませんか？ (2018年7月14日 8時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - ルビーさん» はい！何時でもコメントしてくださいね！応援してます！ (2018年6月15日 23時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー(プロフ) - いえ！またアドバイスしてもらってもよろしいでしょうか？ (2018年6月15日 23時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
本ニャン(プロフ) - ルビーさん» そう簡単な事ではないですが、勇気を出すことも大切だと思います！違反を受けてしまった場合は素直に削除するしかありませんけどね。この拙い言葉でルビーさんが勇気を出してくれれば私は嬉しいです！生意気ですみませんm(__)m (2018年6月15日 22時) (レス) id: 5208eaeae5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本ニャン | 作成日時：2018年5月11日 7時
