優しい嘘 ~Shigeoka~ (ページ26)

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episode26 K side ページ26

Aは全然分からんかったと思うけど

しげは、あの後もずっとAだけを見てた

しげ「なあ、小瀧とA付き合ってるん？」

とも「それはないな」

しげ「でも、すっごい仲良さそうにしてたで」

とも「まあ、気にすんなよ、俺が見とく」

ほんとに、Aのことが大好きやな

相談乗っとるこっちが恥ずかしいわ笑

その日

あの事件が起きたんや

Aの教室にばらまかれてた無数の写真

俺はしげとのんちゃんの怒鳴り声を聞いて流星と行っただけやからよー分からんかったけど

しげの

重「やっぱ、そういうことやってんな」

小「しげ、ちゃうねん！これはt..重「なんが、どうちゃうねん！」

「大毅、違うの」

重「もう、ええよ」

重「もうお前なんか好きやないわ

顔も見とーないわ、俺に近寄るな＿＿＿」

この言葉は、Aを突き放すための最終手段だった

そう言っておきながら泣きながら立ってるしげ

ほんま、言葉は嘘つきでも感情には嘘はつけんのやな

神「ほんま、しげはアホやなー」

小さく頷いたしげを横目に

俺も追い打ちをかけるように

Aに酷いこと言ってもうた

神「ごめんな、もうAのこと、信じれんわ」

うそ、全然信じとる

流星は、全く状況が読めてなくてずっと黙っていた

小さく言ったしげの言葉を俺は聞き逃さなかった

重「大好きやったで＿＿＿＿＿＿＿＿A……。」