TH × JK 【短編】 (ページ30)

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▽もしジョングクと喧嘩したらページ30

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ジョングクと帰宅中。

「今日クラスの男子がね、体育のとき勢いよく足ひねっちゃったみたいでさぁ。」

JK「え、そうなの。」

「うん。見たけど結構腫れててね。」

JK「いやぁ、かわいそうに。」

ホントに、見事に赤く膨れ上がってたよ…

「あれは病院行きかなぁ」

JK「そんな腫れてたらね。」

「ん～、私保健委員だから保健室連れて行かなきゃだったんだけど、本当に歩くのも辛そうで…」

JK「ふーん…」

「大丈夫かなぁ…」

そんなことを思い出したら、ますます心配になってきた。

「…結構仲のいい友達だから、、心配だな。」

JK「…」

「へーきかなぁ…」

JK「あのさ、」

「？」

隣を歩いていたグクが足を止め、少し怒りを帯びた表情で私を見下ろす。

「、ど、どうしたの…」

JK「俺がいるところで別の男の話を続けないでくれる。」

「え…」

JK「そんなにそいつが心配なら早く戻って看病でもしてあげれば？」

「…」

そう言ったグクは、イラつきを顕に先を歩いて行った。

…え、私何か癇に障ること言っちゃったかな。

こんな些細なことで喧嘩をするような仲だったのかな…

そう思うと何だかすごく悲しく思えてきて、視界が涙で潤む。

「グク、…待っ、」

JK「…」ｸﾙｯ

後を追おうとすると、前でグクが回れ右。そしてそのままこちらに向かって歩いて来た。

「…」

ｷﾞｭｯ

「へ、」

衝突するほどの近さまで来たと思ったら、いきなり目の前が真っ暗に。

JK「喧嘩したままとか無理っ、今は俺の嫉妬。ごめん。」

「…もぉ、」ｸﾞｽｯ

JK「かっこわる…俺。」

「何で？…」

JK「他の男を彼女が心配してただけなのにそれにイラつくとか、ちっちゃい奴だなって思って。」

「私もゴメンね、グクがいるのに。嫌な思いさせた。」

JK「んーんいいの。帰ろっか。」ﾆｺｯ

「うんっ、」

再び指を絡ませ手を繋ぎ、さっきより密着しながら家を目指した。

fin.