TH × JK 【短編】 (ページ28)

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▽もしジョングクに公開告白されたらページ28

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体育祭、借り物競走なう。←

幼馴染みジョングクが参戦中のため、応援席で観戦中。

ｱﾅｳﾝｽ「位置について、よーい、ドンッ！」

アナウンスの合図で一斉に走り出した走者たち。

その中で圧倒的に早いグク。すぐに途中の封筒を拾い上げた。

JK「…」

その中の紙を取り、一瞬固まってから何かを観念したように辺りを見回し始めた。

…何探してんだろ。

「ジョングガぁー！！！」

1発でこちらを見たグク。すると、ダッシュでこっちに走って来た。

グクが応援席に入ってくるなり、そこら辺の女子は喚き散らす。←

「何探して…」

ｸﾞｲｯ

JK「ちょっと来て。」

何を貸すわけでもなく、私自身が連れ出される。

もう何が何だか。

「ちょ、グクどうしたの！…ってか速いよ！」

JK「こっち、」

「？？」

再び引っ張られたかと思ったら、グクの逞しい腕に持ち上げられた。

世間では“お姫様抱っこ”と呼ばれるものかな、うん。←

JK「ちゃんと捕まっててね。」

「え、ちょっ！」

私を抱えたまま猛ダッシュ。

どこにそんな体力余ってるの。。

ｱﾅｳﾝｽ「ここで、我らがアイドルチョンジョングクが1着！」

「…一体何のお題で私を…」

ｱﾅｳﾝｽ「チョンくんのお題は“好きな人”です！」

「へ。」

え、ワンモアプリーズ。←

理解不能なんだが。

「どういう…」

JK「そのままの意味。」

「とりまこいつでいいや的なノリではなく…？」

JK「ガチ。」

…ど、どう反応したら。

そしてわたしは顔が熱くなるばかり。

JK「昔からずっとAが好きだったけど、気付いてないでしょ？」

「え…//」

JK「俺と付き合ってくれる？」

「…」

そんな可愛い顔で言われたら…断るにも断れない。

「…」ｺｸｯ

JK「え、ほんと？」

「ん…私も、グク好きだし。」

ｷﾞｭｯ

「！」

JK「好き、すっごい好き。」

「ちょっと…//」

周りからはひやかしと悲鳴が飛び交う。

…明日から怖いな。

fin.