TH × JK 【短編】 (ページ25)

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【第13弾】テヒョン、自分の気持ちに気付かず貴方を困らせたらページ25

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幼馴染の家で夕食作り。

「器……ボウルが無い…。」

ボウルが見つからず、辺りをうろちょろ。上を見上げてみると、高い位置の棚に銀色のボウルを見つけた。

「あ、あった！」

背伸びして手を伸ばすけれど、自分の身長では届かないらしい。

「…高すぎでしょ、、地震でも来たらどうすんの。」

もう一度チャレンジしていると、後ろからガッシリとした腕が伸びてきた。

TH「これ？」

「え、あ、そうそう。！」

TH「はい。」

「ありがと…」

ボウルを受け取り再び調理に戻ろうとしたが、テヒョンに両脇をガッチリガードされて動けない。しかも腰も彼の腕で固定されている。

「…あの、テヒョン氏。」

TH「…」

「退いて頂けませんか、、」

無言で正面から見つめてくるテヒョン、そんな顔面彫刻な彼の視線に耐えきれず、思わず俯いた。

TH「ひひっ、勝ったぁ♪」

「…え、、」

どうやら見つめ合い選手権(？)が開催されていたらしい。

それに勝利した彼は、嬉しげにリビングのソファへと戻って行った。

TH「A、ご飯まだ？」

「あ、もうちょっと。」

TH「早く食べたい、お腹空いたぁ。」

「ちょっと待ってって。」

流石5歳児、何も気にしていない様子で話が見事に逸れた。

TH「Aの料理本当に美味しいから、一生Aのご飯で生きて行きたい。」

「…私がどっか行ったら食べられないけどね。」

テヒョンからの嬉しい言葉に、照れ隠しで少し意地悪を言ってみた。

TH「え、、Aどっか行っちゃうの？俺のそばにいないの？」

「…」

そんなキラキラ瞳で見つめられたら何も言えないって。

TH「ま、そんな心配はないよ。俺がAと共に人生を歩んでいけばいいだけの話。♪」

自信満々に答えた。

流石5歳児、自分の言ってることの重大さを分かってないな。

…てか、その言葉の意味＝結婚と解釈してしまうのは私だけでしょうか。。

まぁ、彼が楽しいならそれでいいけど。

私はもうこの気持ちには気付いてる。

貴方は気付いてるのか気付いてないのか分からないし、相手を惑わせてること分かってるの？

貴方の言葉や行動で、私の心は高鳴ってるの。

早く気づけパボ。

fin.