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「…邪魔」
そう言って俺のカバンを掴み、後ろに下げられた
ショッピとコネシマの空いたスペースに夢原が割り込んできた
「あれ…Aさん…」
振り向いたショッピくん、俺はかなり不機嫌な顔をしていただろう。チンピラ…みたいな
「私、3人と一緒に行けて嬉しいです!」
「そうなんや…よかったな」
「俺らもう行かなあかんのやけど。行ってええ?」
「私もついて行くよショッピ君!走ってでも!」
「…俺早く飯食べなあかんねん」
「ゾムさん…!私のお弁当いります?」
「ええわ」
…グイグイ行くなぁ。
俺はなるべく気にしないように4人の後ろでスマホをいじっている
本当はあいつをどかして走って逃げたい、が無理だ。
相手は女やで?手も足も出されへんやん
「…A」
『あ…ゾム』
「大丈夫か…?
俺が隣に居るで」
ゾムが静かに後ろに下がってきては俺の隣に来る
こいつ、食害の癖に急にかっこいい発言をしてきて俺のハートを鷲掴みしてこようとする。
つまりは惚れそうになる。
流石に相手にその気は無さそうだが
俺も無いわ
『…かっこええなぁ…』
「せやろ」
『エ , ロ小僧の癖にさぁ…』
「それは言わんでええやん、やめてや…Aに言われんのが一番嫌やねん、恥ずいわ」
『へぇ、それネタにしてんのにか』
「うるさいわ」
夢原にバレないように、小さい声で会話をする
まだ気づいてないようだ、シッマとショッピくん頑張れ
学校はもうすぐだぞ
「ね!ゾムさん!…あれ?」
「あっ…」
『あらま…』
「…雨ノ宮さん、ゾムさんの隣に居ちゃダメですよ。ゾムさんが可哀想…
コネシマさんもショッピ君も、あんたみたいな人と一緒で可哀想」
そう言って、俺からゾムを取り上げ、列に並ばせる夢原
…こいつらが可哀想…かぁ。
「…流石に言い過ぎちゃう?」
「全然!私は思ったことを言っただけだし!」
「いやでも…」
「あんな人はいいんですよ!ほら行きましょ!」
「…最低やな」
ゾムの最後の言葉は夢原に聞こえてないようだった
シッマとショッピくんは驚いた顔でゾムを見ていたが。
…ほんま、最低や
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霊華 - いやでもこれ、鬱先生オチもええかも…(( (2019年7月24日 16時) (レス) id: 71570f5291 (このIDを非表示/違反報告)
西園寺 さじ - 良い感じにドロドロし出しましたね!!!ハッピーエンドもええですけど、夢原ちゃんも夢主くんも、皆バッドエンドのドロドロも見たい……。いや、夢原ちゃん、もしくはツーマンのどっちかが暴走エンドもあり……?いやぁ、結末が楽しみです……!!頑張ってください!! (2019年7月3日 23時) (レス) id: 8be9f99a12 (このIDを非表示/違反報告)
俺(プロフ) - ユキさん» あっ…ほんとだ、キーボード思っきし忘れてました…。どうしよ、でも教えてくれてありがとうございます!ハッピーに絶対行かせますぜぃ… (2019年7月2日 15時) (レス) id: f45de2f027 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - なんかハッピーになったらいいなーと思う今日この頃、夢主さんがギター、コネシマがボーカル、ショッピがベース、ゾムがドラムなので、まだキーボードの枠が余っているのではないですか?ハッピー行ってホスィ…。小説の更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年7月2日 14時) (レス) id: cc162aea76 (このIDを非表示/違反報告)
俺(プロフ) - akihiro kadotaさん» あっ…僕もう結婚してる形になってる…( )もうそんなこと言われると…!物凄く書くのが楽しくなりますわ…!!じゃんじゃか更新していきますんで!!!よろしくお願いします! (2019年6月30日 12時) (レス) id: f45de2f027 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:俺 | 作成日時:2019年6月17日 3時