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『体が痛い…』

乱数と帝統は帰ったらしい。起きたら誰もいなかった

ソファで寝たせいだろうか。身体がだるくて痛い。辛い

俺はぐん、と伸びをする。
昨日は疲れた、あの大人数の世話は結構きつい。
それも結構扱いが大変な帝統と乱数、そして育ち盛りの高校生、中学生、そのお兄ちゃん。

厄介だと思うけどなぁ…

…そう言えば仕事探さないと

『…仕事…』

『…仕事かぁ…』

自室からパソコンを持ち出しテーブルに置く。
寝起きですぐだ。目がチカチカする
その時、チャイムが鳴った

宅配か?なんて思ったでも何も頼んではいない。

『何も頼んでないと思うんだけどな〜……』

下のオートロックのインターホンを見るとどこかで見たことのある横顔が映されていた

『…はい…』

「…あ、おせーんだよ、早く開けろ」

この声は絶対そうだ。左馬刻だ

ピ、と扉を開け溜息をつく。なんでこういう時に…
すぐに玄関のチャイムがなる

俺はそのまま玄関に向かう

『はいはい…』

「…寝てたのかよ」

と眉をひそめながら左馬刻は言う、そして俺の寝癖で遊び出す
少ししてやめさせた、遊ばれるの嫌じゃん?

『てかなんで家知ってんの…』

「あ?あー…乱数に聞いただけ」

『だけってあんた…、
こっちもこっちで大変なんだから勘弁してくださいよ…』

そういう俺の横を左馬刻は通り過ぎる
お前も遠慮を知らないのかてめぇ

なんて言わず左馬刻はソファにドカッと座る
その前に乱数から聞いたからとはいえすぐにくる必要は無いだろ

『…ねっむ』

「さっきまで寝てたんじゃねぇのかよ」

『ソファで寝てたから浅かった、』

そういうと左馬刻はソファを見つめ少し黙ってはまた俺の方を見る

「じゃあ俺様がてめぇを寝かしつけてやる」

そう言ってタバコを灰皿に置いた
寝かしつけてやる…?…俺寝かしつけられなきゃいけないの?子供?

『一人で寝れるけど…』

「早く来いよ、おい」

少し低い声で言われる
もう逆らうことは出来ない、はいはい。と呟きながら左馬刻と隣に行った

無理やり手を回され横にさせられる
頭は左馬刻の太腿に乗せられた。…意外と寝れるかも
目を瞑ればすぐに夢の世界に引き込まれる………。、いや、目が覚めてしまう
左馬刻がガン見してるからだ、視線が痛い

『見んな』

「なんでだよ」

『寝れねぇ』

「寝ろや」

なんて会話を繰り返すうちに眠くなって、俺は寝落ちてしまった

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いぼてん酸 - ウワー!!私の好きな吸血鬼系だーヾ(´∀`*)ノ!!!ありがとうございます!!というかみんな推しです!うれしいです!これからも頑張って下さい! (2020年10月14日 12時) (レス) id: 2bf0614b2f (このIDを非表示/違反報告)
山さん - 何か涙出た (2020年5月7日 16時) (レス) id: a6ed573a69 (このIDを非表示/違反報告)
琉斗(プロフ) - 面白かったです!!左馬刻助けEndもみてみたいです! (2019年6月14日 23時) (レス) id: 18dfa94b2f (このIDを非表示/違反報告)
108くん(プロフ) - いつも楽しみに見ています!更新頑張ってください! (2018年11月14日 23時) (レス) id: 0273a6e0d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年11月8日 13時

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