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「ここからだったら____」
師範でも受け止めることは難しいだろう。
星が綺麗な夜。私は下に見える夜景に見とれていた。
今、私が立っているのは崖の淵。ここから飛び降りたら私は死ぬ。
まあ、たとえ死ななかったとしても炭治郎にはそれなりの処罰は与えられる事は確定なのだから
死んだら私は何処に行くだろうか
カナエ様のところへ行くのか、そもそもカナエ様はこんな私の言動を許してくださるだろうか
人は自ら死ぬと地獄へ行くらしい
だからなんだ。私は最後に溜めこんだ事を話せてスッキリした。
もう、何も残すものも無いのだから
死んだらもう潔く地獄へ行こう。今まで私が殺した鬼と共に、罪を償うんだ。
最後にあの髪飾りを捨てたから私の髪には結うものがなく、サラサラと風に吹かれて靡いた。
カナエ様と師範がくれた夕焼けの様なオレンジ色が特徴の蝶の髪飾り
カナエ様の細い指が蝶の髪飾りを私につけてくれたあの日。
今はあの細い指じゃなくて自分の指。
何処か悲しい気持ちになりながら結っていたけど、もういいや。だって私はもう
自分が死ぬ前提で考えに浸っていると
「A…?」
後ろからあの大嫌いな声が聞こえた。
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瑠衣 - データが全部消えるとかマジで落ち込みますよね・・・!!続編を出してくれるだけでとても嬉しいのでいつまでも待ってます!楽しみです (2021年3月2日 16時) (レス) id: 9f4a8dbb0c (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣 - うぉう・・・。感情移入がすごく出来過ぎて、切なくなります。応援してます!! ボソッ 炭治郎と仲直りできると良いですね! (2021年2月28日 15時) (レス) id: 9f4a8dbb0c (このIDを非表示/違反報告)
きまぐれ - 凄く共感できる作品です。これからも頑張ってください!応援しています! (2021年2月28日 10時) (レス) id: ecd424d2bd (このIDを非表示/違反報告)
きまぐれ - 大丈夫ですよ。私も炭治郎好きじゃないんで。←いやこの発言事態が大丈夫じゃねぇよ。 (2021年2月28日 10時) (レス) id: ecd424d2bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉華 | 作者ホームページ:http://mkn
作成日時:2021年2月26日 20時