8話 ページ14
夢主side
お互いの鳩尾に重い打撃が入った。
死柄木弔と私は倒れた。
私のコスチュームはボロボロになっていて所々擦り切れていて血が見える。
顔は砂まみれで良いものでは無い。
傷口は熱く溶けるようだ。
視界はクラクラし瞬きをしただけで一生起きれなくなりそうだ。
体は鉛のように重い。
こんな戦闘マンガのようなことを思うのは初めてだ。
いや実際戦闘してるしもしかしたらここは漫画の世界なのかもしれない。どっかの哲学者も言っていた。
だけどこれは戦闘マンガのように光が漏れだして急に傷が治るなどの奇跡が起こり得るわけがない。実際に傷を治す個性の持ち主はいるがだいたい何かを代償にしてが多い。デメリットなしで傷が治るなんてことが出来るやつはそれこそ神様みたいなやつだ。
結局言いたいことはそうだどんなに傷が痛くても死にかけでもヒーローは立ち上がらないといけない。
だから私は立ちがある。フラフラとさながら映画に出てくるゾンビのようにそれでもいいまだ動ける。
そして向こうも同様に立つ。
私は敵の気持ちは分からないが思っていることは同じだろう。そう勝手に思い込んでいる。
ヒーローだから立つのなら敵だから立つ。
それだけの話。
私は走り出した今度こそ死柄木弔を倒すために。
戦うには最悪なポジションだがそれでもいい。この1発で倒せるなら。
顔を狙ってぶん殴ろうとした。
完璧に入ると思った。
だが違った。
死柄木弔の顔を見るとそう
「笑っていた」
その瞬間私は弾け飛んだ。
何が起きたのか分からなかった。
一瞬空中で気絶したが重力には逆らえずあっけなく地面に転がった痛みで覚めた。
私が見た目の前には脳無がいた。
「私が唯一見誤った点はそう敵は1人じゃないことだ。」
そうだ敵は1人じゃないんだ。大事な子を私は見誤った。
脳無がこちらに向かってきてるのが見える。
今度こそ殺られる。
なら悪あがきをしてやろうと私は今まで出したことがないほどの煙をだそうとした。
だが出来なかった。
なぜなら
ドゴォン!!!!!
重くて何が壊れる音がした。
その音の方を見ると
「大丈夫……私が来た!」
私は一つ嘘をついたかもしれない。
この世界は本当に戦闘マンガなのかもしれない。
なぜなら
1人の「奇跡」が来たからだ。
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lino(プロフ) - タイトルは同じなので調べるのでもでると思います (2019年4月6日 23時) (レス) id: be697125a2 (このIDを非表示/違反報告)
lino(プロフ) - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/e3d337ee622/ こちらの方に新しく作り直しました。見てください。 (2019年4月6日 23時) (レス) id: be697125a2 (このIDを非表示/違反報告)
lino(プロフ) - 皆さん!!!!linoデス!!!急ですがログインが出来なくなりました……理由は後ほど説明します。新しく小説サイトを作り直してるので出来たらそっちで活動していきます。すいません!!! (2019年3月30日 21時) (レス) id: be697125a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lino | 作成日時:2018年12月7日 19時