茨の狙撃手2【ゴールデンカムイ】 (ページ25)

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73話ページ25

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『あれ…アシㇼパ?なんでここn…』

アシㇼパ「うわああああああスギモト!!尾形！！後ろ向け！！Aは服を着ろ！！！！」

スギモト「ｷﾞｭｴッ!?!?アシㇼパさん!?首はそっちの方には曲がらな…いただだだだだだだた!!!!!」

草むらを分け隔てながら顔を出すとそこにはアシㇼパ達がいた
Aの姿を見るや否や高速でスギモトの首を反対方向にぶん回し服を投げてくるあたり流石ウイルクの子供だ…(ドン引き)

スマン杉本!!

アシㇼパ「A、その頬の傷…」

『あ〜大丈夫!!これ返り血！傷っぽく見えてるだけだよ！』

アシㇼパの頭を優しく撫でて尾形たちに向き直る
ここを叩けば金塊に、ウイルクにまた近づくはずだ

『さて、仕事だ。尾形軽く状況を説明して』

手をパンっと音を立てて合わせて尾形に目配せをした
それに一気に空気がひきしまる

尾形「都丹庵士と手下2名が建物に入っていった

あの廃旅館な奴らのアジトだ」

『ふむ、じゃあ杉本の意見聞こうか』

杉本「お、おう。銃を取りに戻っていたら逃げられる

このまま突入して一気にカタをつける

アシㇼパさんは外で待機しててくれ」

その言葉を合図にしたかのようにAはゆっくりと廃旅館の扉を開けた

『中…は、暗いね。慎重に行こっか

大丈夫。背中は私が守ってあげる。絶対に殺させないよ』

尾形「杉本…お前飛び込んで窓開けてこい」

それを皮切りに勢いよく3人で廃旅館に突入した

杉本「うっ…ダメだ!!窓は板が打ち付けられて…」

杉本が言い終わらないうちに入ってきた扉が大きな音を立ててしまる
外からアシㇼパが扉をひたすらに叩いている

『はは、やられた…』

冷や汗を頬が伝った