茨の狙撃手2【ゴールデンカムイ】 (ページ17)

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65話* ページ17

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『あ、の…尾形？……これはどういう…』

眼前に迫る尾形の顔に思わずしどろもどろする
ラッコ鍋のせいかいつもより色っぽく見える彼の顔に思わず見とれてしまいそうになるのをグッと我慢…

尾形「お前…酒飲んで記憶が無いって言ってたよな？」

『う、うん…ちょっと近いかなぁ!!////』

手でやんわりと制してみるも鍛えられた肉体にガードされ押しやれない
お互いの吐息が頬を撫でそうな距離感で尾形は続けた

尾形「なら、思い出させてやるよ」

『いやぁちょっとまっ…んぅっ!?!?///////』

そう言ってお互いの距離がゼロになった
え、待って…これ、接吻して…////
突然のことに頭が真っ白になった
離れようと腕で尾形を押しやるも簡単に絡めとられてしまい身動きが取れない

『(い、きｯ…くるし……)』

空気を吸おうと口を開けば待っていたと言わんばかりに彼の舌が滑り込んできた

『んんっ…やっ////』

尾形「っふ……」

いやらしい水音が部屋に響く
聞いてるだけで小っ恥ずかしい…
生理的に涙目になり必死に尾形にもっていかれないように意識を保つ
それを見て頃合いかと言うように尾形はゆっくりと唇を離した

尾形「っは…ガキにはまだ早かったか」

『っはぁ…はぁ///////ばか…////』

息の上がったAを大人の余裕ありげに尾形はニヤリと笑って髪をかきあげた
それすらも色っぽくてつい、見とれてしまう…
Aも対抗して涙目で必死に睨んでみるも男にとってそれは更に煽っているのと同じである
髪をゆっくりと撫でAの首元に顔を埋めた時だった

白石「ふわぁあああああ////」

襖の奥から投げ飛ばされた白石がこちらに転がってきた
それにAも尾形も顔を上げる
奥では相撲をしていたのだろうか。杉本達がほぼ全裸になって組み合っていた

Aはハッと我に返り、恥ずかしさを必死に追い払うようにブンブンと頭を振るって立ち上がった

『わ、私も相撲する!///おりゃああああ!!!!』

キロランケ「っうお!?!?///」

顔を赤らめながらキロランケに突進していくAと尾形を白石は交互に見た

白石「俺…もしかしなくてもお邪魔しちゃった？///////」

尾形「別に何もしてねぇよ…」

バッタが通り過ぎるまであと少し……