――我々王国の国王が亡くなってからというもの、国は廃れ、殺人や窃盗などの犯罪が増えた
しかしそれも今日までになるだろう
『我々王国の元国王スターリン様が亡くなられてから国はより一層、壊滅状態に陥った。
だがそれは今、新たなる総統閣下により打ち砕かれる!提唱せよ!
グルッペン・フューラー!』
『必ずこの王国を栄えるとここに誓う!
その為には民衆のまとまりも大事だ。
共に協力しようではないか!』
『『グルッペン・フューラー様万歳!!』』
広場に集まった人々は歓声あげると同時に安堵した。中には涙を流し、天に向かって喜ぶ者もいた。
『総統補佐官を任命するは、
ベル・アイド様である!』
ベルは、グルッペン・フューラーが鎮座する隣に凛とした姿で歩いた。
その様子を見て人々は疑問を抱いた。
美しく細い金髪、真紅の眼光、輪郭、体型、何もかもが『彼』と酷似しているのである。
まるで、双子のように。
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作者名:XVR & Rel | 作成日時:2019年10月15日 2時