#06-4 ページ25
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じゃあ、お連れの人はもしかして…
ア「同じバイト先の人です」
海人「先輩だ!!」
どうもぉ…とちょっと遠慮気味な海人くんは
私と目が合うと照れてるのか下唇を噛んで逸らされた。
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紫耀「確か、ジンを見送るとき一度会ったよね」
海人「はい…」
なに、敬語使ってる海人くん新鮮なんだけど？？
アリサちゃんも同じことを思ったのか
必死に笑いを堪えている。
ア「ご結婚されるんですって」
紫耀「そう、よく知ってんね!」
ア「いち早く報告くるんです、神宮寺勇太さんから」
紫耀「フルネーム」
置いてけぼりのような気もする私と海人くんは
ただ2人の会話を黙って聞いていると
アリサちゃんは、海人くんを見ながら
ア「コーヒーカップ回し過ぎて、酔ってるんです」
紫耀「そっちも？？」
紫耀の言葉で一斉に私に向けられる視線。
もうだいぶ治まったんだけど
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「紫耀が回し過ぎるからじゃん」
ア「こっちは自滅ですけど」
海人「うっせーなー」
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アリサちゃんは飲み物を買うと再びキッチンカーの方へ
紫耀「あ、捨ててくるわ」
空になったカップを捨てに同じ方向へ
「…座ろうよ!」
海人「うん」
同じベンチに座って遠くなる2人を見ばがら
「2人は付き合ってるの？」
海人「そんなんじゃないよ、
今日はオーナーが行けなかったんだよ」
ふーん、それで2人で行くかね？？？そんなオシャレにして
海人「なんで笑ってんの」
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「海人くん」
海人「ん？」
一応この話しよう
「この前、廉と会ったよ」
海人「えっ」
「偶然なの、色々掛け持ちバイトしてて。
相変わらず元気だったよ。…あとチャラくなってた」
海人「なにその最後の意味深な発言」
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作者名：おもち | 作成日時：2021年2月22日 19時
