死神 ページ19
〜時はキョウカが廃墟に入ったところに遡る〜
キョウカは廃墟に入り
階段を登ってすぐ立ち止まる
「キョウキ、死神。吐き出せ。」
「わん!!!」
そしてキョウキが鳴いたあとキョウカの横に
白い魔女帽に赤い瞳、銀髪に白黒のゴスロリシスター服を着た14歳程の少女が居た
そして少女は「なんのご用で」と喋る
「やあ死神の悪魔
突然だけど一時的な契約しない？」
「本当に突然ですね まあ最近暇でしたしいいですけど。」
「じゃあ死神の悪魔、ココに居る
お駄賃はエイカの手料理で。」
「承知。」
そして少女……いや、死神の悪魔は禍々しい大鎌をどこからか出し、
鎌を一振りすると呪霊が居なくなった
「これで私の役目は終わりです。
あとの1人はご自分でやってください。
それと彼女の手料理にデザートつきでお願いします。」
それではと言い死神の悪魔は消えた
「キョウキ、私はちょっと
だから待機……………これは命令ね。」
「ｷｭｩｩ………」
キョウキは耳と尻尾を垂らして寂しそうにする
そこにキョウカが「あとでなんでも聞いてあげるから」と言うとキョウキは尻尾をブンブンと振る
「キョウキ、異質借りるね。
………………さて、頑張るか…………」
キョウカは楽しそうに階段をのぼる
その時の目は何処か嬉しそうだった
階段の先には一人の女性が居た
恐らく五条の言っていた呪詛師、というものなのだろう
「ねえ、呪霊が居なくなっちゃったんだけど〜アンタのせい〜？」
呪詛師の女は手に青い炎を纏う
「私であって私じゃあない。
それより君が呪詛師かな？」
キョウカはニコリと笑う
「まあね〜そうよ〜。
でも貴方殺れるの〜？
人殺したことなさそうじゃない〜。」
「それが、あるんだよね。」
「………は？」
女の呪詛師は目の前の人物に驚きを隠せなかった
こんな小さな子供が？
人を殺したことがある？
そんな考えが頭の中を埋め尽くした
キョウカは楽しそうに語り始めた
「私これでも法務大臣直属デビルハンターやってたからさ、何度もやったことあるんだよね。死刑執行。
どれも重犯罪の奴らでね、大量虐 殺とかそんなのした奴を殺ってたの。
まあ一瞬だったけどね〜〜。」
キョウカは呪詛師に触れる
「じゃ、端から見たら一瞬だけど楽しんできてね！
異質の世界!!!」
「ｯﾋ,ギャアアアアアアアアアアアアアｯｯｯｯｯ!!!!!!!」
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作者名：かぐチャーハン | 作成日時：2022年12月14日 20時
