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「どの辺が嫉妬させるのに丁度いいレベルなんですかね?」
「んー、どの辺やろねぇ」
んー、と顎に手をあてて唸る。その気障な仕草すらも似合うとかイケメソですか?ああイケメソでした。
「もういっそこのまま俺と話しとるだけで十分なんじゃないですかね」
「……え、あれがそれ如きで嫉妬するのでしょうか」
するするー、うらたんはちっちゃい器やでー、とバカにするようにいうセンラさん。いいぞもっとやれ。
「だぁれが器小さいってー??」
「……げ、うらたん」
「お、精神安定剤くんおかえりぃー」
いつの間にかわたるが帰ってきていた。音がしなかったんだけど忍者??
「なんでセンラマン来てんのー?知らなかったんだけど」
「ちょっとAちゃんに用があったんよー」
「ほーん。どんな?」
わたしが話そうとしたところを視線で止められる。あ、そっか嫉妬大作戦だもんね。
「Aちゃんと俺の秘密〜」
ね?なんて意味ありげに目を合わせてくるセンラさん。脳内がキャパシティーオーバーで限界突破した。ふぉおおお!!!
「へぇ。ふたりの秘密ねぇ」
「Aちゃん、しー、ね?」
視線で話せやコラと脅してくるわたると口に人差し指を当ててくるセンラさん。え、なにこれハーレム?逆ハー?
「……そ、そーだよ!ひみつ!!」
まあそうなったらそりゃ推しをとりますよね。
「……そ。まぁいいや」
わたるはもうちょい食いつくと思ったが割とすんなり離れた。
……やっぱこいつ嫉妬のしの字もねーわ。
「じゃねー、あっちでスマホいじってるわ」
手をぷらぷらと振って違う部屋にいなくなる。
「ほら!嫉妬なんて全くないですよ!!」
「……あーなるほど、理解したわ〜」
うらたん大変やな〜なんて、まるで他人事のように。どういうことですかセンラさん、頷いてる姿も美目麗しいです。
「いや〜、多分AちゃんはAちゃんのままでええと思うよ」
「それじゃあ嫉妬大作戦にならないじゃないですかー!!あ、お茶飲みます??」
「いきなりやなぁ」
じゃあ飲ませて頂きます、と言われて準備する。適当に選んだ紅茶にした。
「どうぞ」
「ありがとーAちゃん」
「っぐ、いえどういたしまして」
お、おし、推しに感謝されて名前呼ばれて、ああもうやばみざわ。
「ふふ、美味しい」
はい推しの笑顔(マスクなし)頂きましたァッッッ!!!!眼福!ご馳走様でした!!!
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絵怜音(プロフ) - 亀さんさん» コメントありがとうございます!お、たすくさん!亀さんになってもよろしくです!リクエストありがとうございました!楽しく書かせて頂きました! (2020年3月20日 12時) (レス) id: d5db198697 (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - あ。間違えた。お久しぶりです!!!もと翼。ーたすくーです! (2020年3月20日 12時) (レス) id: 1af3b4280f (このIDを非表示/違反報告)
亀さん - え。死んだ。リクエスト書いてくださってる……! (2020年3月20日 11時) (レス) id: 99a2eebfea (このIDを非表示/違反報告)
絵怜音(プロフ) - 彩華 ぴあのさん» コメント&リクエストありがとうございます!ナンパの人、懐かしいですよねw笑って頂けて嬉しいです。リクエスト了解致しました!ぜひ書かせて頂きます! (2020年3月20日 8時) (レス) id: d5db198697 (このIDを非表示/違反報告)
彩華 ぴあの(プロフ) - ナンパの人ので吹きました(笑)超懐かしい……もうあったらすみません。リクエストで女の子の日のエピソードを……お願い出来ませんか? (2020年3月19日 22時) (レス) id: 4d63d0190f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絵怜音 | 作成日時:2020年2月7日 22時