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商店街の小さなアイス屋で、Aは迷わずソーダ味を選んだ。


「匠海はチョコミントやろ?いつもそれやん」


当たり前みたいに言って、俺の分まで取ってくれる。



こういうとこや。


こういう小さな優しさで、毎回胸がやられる。


店を出て歩きながらアイスを食べていたら、Aがちらっとこっちを見た。



「で、そろそろ教えて?匠海、今日変やで」


またその話か…。



冷たいアイスが喉を通るのに、胸の中だけが熱くなる。


「変ちゃうって」


Aはぴたりと立ち止まって、俺の顔を覗き込む。



至近距離すぎて、アイスより冷静になられへん。



「怒った?私なんかした?」


「してへん」


「じゃあなんでそんな顔してるん?」



逃げ場がなくなった。


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作者名:鈴芽 | 作成日時:2025年11月18日 20時

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