何百年も生きてたら生まれ変わりにも出会います［ヘタリア］

名前。 ページ18

イギリスside


息が止まった。

彼女の名前はA・エヴァンス。

俺は一瞬で、Aが生まれ変わって来てくれたんだと確信した。

約束を果たしてくれたと。

太陽の光を受けながら微笑む彼女は、俺が思い続けた、追い続けたAそのものだった。


「…俺はイギリスだ。よろしくな。」

『はい。イギリスさん。』

「驚かないのか？」


俺がイギリスであることに驚く素振りを見せないことに逆に俺が驚いてしまった。


『……国家様、だということにですか？』

「あ、あぁ…。」

『ふふ。…薄々気づいておりました。クルーエルさんのお墓に生没年が刻まれてますから…。イギリスさんが普通の人間なら、今貴方は生きていませんから。』

「そう、か…」


あの、と続ける彼女を俺は見つめる。
するとふわっと笑ってくるりと１回転して


『私、この場所が大好きなんです』


と言った。








【私ね、この場所大好きなの。】

【あなたが作った全てを見渡せるもの。】

【とっても素敵よ。】


_________________あぁ、アイツも同じようなこと言ってたな。

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