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cr「…んふふっ!」
なんだ…突然笑い出して。気味が悪い…。だが、ふとあることに気づく。
「警報が…ならない??」
cr「自分の城なのに、気づくのが遅くなぁい?」
クレアは甲高い声で高笑いする。城内では全幹部及び軍人の生体認証を管理している。客人であれば作動しないが、侵入者なら入った瞬間に警報がなるはずだ。
「まさか」
gl「俺がシステムを切った」
「?!?!…ぐっ」
背後の声が聞こえた瞬間押さえつけられ前に倒れる。
cr「遅かったじゃない、グロウ」
グロウ__!?!まさか、兄まで来てるというの?!?!
gl「すまない、少してこずった。幹部もなかなかしぶとくてな、時間を食った」
グロウはシステムセキュリティにも武術にも長けた男だ。2人で来ているなんて。
「かっ、かんぶ…のかたに…ッッ」
腕に力が入って軋む音がする。それだけ強力な力だ。
gl「うるさい、黙ってろ」
みねをつかれる。暗転___。
こんなっ…ところで…。
shp「なんか…妙に静かっすね。」
sha「ショッピくんもそう思う?」
数分前からやけにしん…としてたことに気づいた。と、同時に妙な胸騒ぎがしてやまなかった。
shp「シャオロンさん、俺ロボロさんのとこ行ってくるんで…。Aを見てきてくれませんか。」
sha「おん、ええけど…。なんでA?」
shp「今日食堂に来なかったんで多分部屋で食べてると思うんです。何かあっては遅いし、1人では心配ですので。」
sha「…好きなんやね。」
shp「…………そうっすね。」
わかったと頷かれて二手に分かれる。
shp「ロボロさん、います……か……。」
ショッピは唖然とした。ロボロは地面に倒れ、肩から出血していたのだ。
shp「ロボロさん!?どうしたんすか!!…しんぺい神さんに連絡しないと…大丈夫ですか!?」
rbr「っあ…しょ、っぴくん……?」
shp「一体何が…」
ッッ___…ザーッ
インカムからノイズが流れる。
sha「ショッピくん、」
shp「シャオロンさん!Aは!?」
sha「…窓が開いてる。床には食事の跡が散乱しとる。部屋の荒れ具合を見るに、交戦して___…」
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あまね(プロフ) - 神でしょ! (10月2日 22時) (レス) @page38 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ノノルア(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!とっとってもおもしろくてまた読みたいなと思える作品でした!素敵な作品をありがとうございました! (6月18日 13時) (レス) @page38 id: 3a2fea500c (このIDを非表示/違反報告)
ユキシラ(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!!すごく感動しました!素敵な作品ありがとうございました! (2023年2月18日 20時) (レス) @page38 id: bf38fda11f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 完結おめでとうございます!本当に最高でした! (2023年2月18日 19時) (レス) @page38 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
オタクnowだ!(プロフ) - マンちゃんカワ(・∀・)イイ!! (2022年12月23日 17時) (レス) id: e80884ff4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CLEAR | 作成日時:2022年11月28日 17時