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#23 ページ23

翌朝、起きて、身支度をして、ご飯を食べて、少し軽く運動して、ゆっくりするはずだったのに。


zm「待ちくたびれたぜ!A!!!」


「…そういえば、約束がありましたね。」


私は実践訓練場にいる。以前約束した、ゾムさんとの手合わせだ。


zm「ルールはいつもと同じ!!!先に降参した方が負け!!!」


「いいですよ、ちょうど、体を動かしたかったところですから。」


軽くゴムナイフを構える。


ゾムさんの手がちらっと動いたところが合図。一番に動きゾムさんに向かって攻撃を仕掛ける。


今回は「攻撃は最大の防御」スタイル。相手に反撃の好きを与えず押して押してボロが出るのを待つ…。


zm「後ろが…がら空きやで!!!」


腕を掴まれてグイッと引き寄せられる。…がそれがチャンスだった。


持ち前の肩甲骨の柔らかさで右腕を曲げ、そのひじを背後のゾムさんの頬に思いっきりぶつける。


勢いで力が緩み怯んだゾムさん。体を回転しゾムさんと向き合う。左のナイフで刺すものの、あと少しのところで止められる。


zm「おぉーあっぶな。衰えてなくて何よりやで!!!」


「ふふっ、舐めないでください…ねっ!!」


足掛けをしようとするも跳ばれて避けられる。だが空中!バランスの取れない今が…と思った矢先だった。


再び腕を捕まれグイッと押される。先程の蹴りでバランスが取れずそのまま倒れ落ちる。


「………負けました。」


首にナイフを当てられ降伏。やはりかなわなかったか…。


zm「ふぅー!今回も動きめちゃくちゃで焦ったわ!さすがやな!」


「恐縮です。ゾムさんも、さらに腕に磨きがかかっておられますね。


zm「んふふ〜。練習しとったかいがあったな〜!」


倒れた私に手を差し伸べ、起こしてくれる。


「ありがとうございます、また勉強させてもらいました。」


zm「大袈裟やなぁ。ま、こっちもありがとな!また頼むわ」


「私でよければ、ぜひ。」


ゾムさんは嬉しそうに笑い、まさかのセカンドラウンドが開始されてしまったのだった。

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あまね(プロフ) - 神でしょ! (10月2日 22時) (レス) @page38 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ノノルア(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!とっとってもおもしろくてまた読みたいなと思える作品でした!素敵な作品をありがとうございました! (6月18日 13時) (レス) @page38 id: 3a2fea500c (このIDを非表示/違反報告)
ユキシラ(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!!すごく感動しました!素敵な作品ありがとうございました! (2023年2月18日 20時) (レス) @page38 id: bf38fda11f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 完結おめでとうございます!本当に最高でした! (2023年2月18日 19時) (レス) @page38 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
オタクnowだ!(プロフ) - マンちゃんカワ(・∀・)イイ!! (2022年12月23日 17時) (レス) id: e80884ff4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:CLEAR | 作成日時:2022年11月28日 17時

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