四話 ページ5
「せやったんだな…酒持ってくるさかい、今日は俺の家に泊まっていき。Aちゃんの話いろいろ聞かせてや！」
「ええんか？」
「かまへんで、どうせ明日お互い休みやろ？久しぶりに朝まで飲もうや」
「よっしゃ！ほな、いろいろ話そうや♪」
盧笙が用意してくれた酒を飲み明かし、すっかり
酔いが回ってきてた俺は盧笙にAの写真を見せびらかしていた。
「ほんでなぁ、これが動物園に行った時の写真でなぁ、これが一緒に遊園地行った時の写真で…」
「簓はホンマにAちゃんの事好きなんやな」
「当たり前や！あの子は目に入れても痛ないわ…」
「まず目を開けろや…」
「開いとるわ！」
2人でゲラゲラ笑いながら何本目か分からない酒を飲んでいると、ふいに盧笙が「そう言えばAちゃんってお兄さんいたんやな」と話題を変えてきた。
「…なんや急に。そんな話盧笙にしたか？」
「いやいや、お前じゃなくてAちゃんに教えてもらったんや」
「Aに？」
「おぉ。お前の前じゃ兄貴の話はしづらいみたいやな」
「………A、なんて言ってたんや？」
「ん？」
俺が仕事でAを預けてた間Aはよく盧笙に昔一緒に暮らしていた兄の話を沢山話していたようだ。
寝る前は絵本を読んでくれたり、料理の作り方を教えてもらって一緒に作ったり、俺とは違い家で仕事をしていたので1人になる事はそんなに無かったと言っていたそうだ。
「Aちゃん、きっとお兄さんに会いたいんやろうな」
「……それは、、、どうやろうな」
さっきまであんなに楽しかったのに、今は全然楽しくない。
腹立たしく、不快な気持ちが込み上げてくる。
「なんや簓、怖い顔して。」
「え…いや、別に。」
グビッと酒を飲んでいると、ガチャとリビングの扉が開く音がした。
「ん？Aちゃん、起きてもうたか？」
さっきまで寝室のベッドで寝かしておいたAが
お気に入りのぬいぐるみを抱きしめリビングに入ってきた。
慌てた様子で盧笙がAの元に近づくとAは盧笙に抱きつき甘えているようだった。
「Aほら寝るで」
盧笙から剥がすようにAを抱き上げると、
「何や簓、嫉妬か？」
と揶揄われるように言われた。
「アホ、ちゃうわw」
そんな生温いもんなわけないやろ。
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雪乃(プロフ) - 続き待ってます (10月8日 23時) (
レス) @page40 id: 3057047a96 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - 讃良さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！コロナに負けずお互い頑張りましょう！！これからもよろしくお願いします！ (2020年8月4日 1時) (レス) id: 2f0ef64b32 (このIDを非表示/違反報告)
讃良 - とても面白く、ずっと頬の筋肉が緩みっぱなしでした。続きをお待ちしております！体にだけは気をつけて…！ (2020年8月2日 11時) (レス) id: 0970343196 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ワロタwwさん» コメントありがとございます！のれからもよろしくお願いします！！ (2020年7月21日 21時) (レス) id: 2f0ef64b32 (このIDを非表示/違反報告)
ワロタww - すごい展開にコメしたくて仕方なくなってしまったwwww初コメここに通ります。面白くて好きです(^-^) (2020年7月12日 22時) (レス) id: 1c977d7f9f (このIDを非表示/違反報告)
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