未知との遭遇�� ページ24
noside
「おっと 久しぶりだねぇA」
『!!』
上から落ちてきたAを容易くキャッチする死柄木。対する相澤は驚いた表情になりながらも崩れた肘を抑えた。
『知らない 私貴方の事知らない』
Aは震える唇を無理やり動かしながら下を向いた。一方で死柄木は赤い目を細めながら不気味に笑った。
「知りたくないだけだろ。その様子だと記憶が曖昧らしいから俺が思い出させてあげる。イイ声で哭いてね」
「っ！止めろヴィラン!!!」
死柄木は相澤の声を無視して5本指でAの太腿に触れた。
『ぁっあ"あぁぁぁっ!!』
「どう？少しは思い出した？」
楽しそうに問う死柄木を他所にAは指先から糸を出した。その糸が死柄木の頬をかすり血がタラリと垂れる。
「痛いなぁ」
そう言ってケラケラ笑う死柄木に相澤が一発殴ろうと立ち向かう。
「かっこいいなぁ かっこいいなぁ。ところでヒーロー 本命は俺じゃない」
死柄木がそう言った瞬間脳無が相澤の腕を握り潰した。
『っ!!』
その光景を見ていたAは反射的に目を逸らした。すると死柄木が「これぐらいで怖気ついてるの？」とAに問う。
「参ったなー俺が知ってるAは人間を糸で操ってたじゃん」
『!?』
「あの頃のAは手と足使って一生懸命俺の為に殺ってくれてたのにさ」
『わっ私そんな事…』
刹那Aの頭がズキッと痛んだ。
『やって…』
「ないとは言い切れないよな。だって俺ずっと見てたし」
死柄木はそう言いながらAの頬に五本指で触れようとした。するとAは目を見開きながら無意識に手を雑魚敵の方に向けた。
死柄木がニヤリと笑うと同時にAは指先から透明な糸を凄いスピードで出し雑魚敵に絡みつけた。
「なっ何だコレ!?体が動かねぇ!!」
Aは息荒らげに糸を動かした。糸が複雑に絡み合い雑魚敵が変に動く度に血が吹きでる。
Aがカクっと糸のついた指を曲げると雑魚敵も体を曲げて全てはAの思うがままに。
「殺せ」
死柄木がAにそう命じるとAは指に巻かれた一本一本の糸をクロスし始めた。それと同時に雑魚敵の体の一部がどんどんと変な方向に曲がる。
「(Aがあと二回糸をクロスすればコイツは死ぬ。そしてAは敵連合に戻ってくる)」
死柄木が愛おし気にAを見ていると突然場にない声が聞こえてきた。
「それ以上はダメだAちゃん!!」
ラッキーアイテム
刺繍糸
ラッキーキャラ
緑谷出久
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 85人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴木大福(プロフ) - ayさん» いえいえ大丈夫です。ご親切にどうもありがとうございました。今後もよろしくお願いします (2019年12月8日 10時) (
レス) id: 7a61a8594b (このIDを非表示/違反報告)
ay(プロフ) - すみません、veryですね(汗 berryは果物のベリーですね! (2019年12月8日 10時) (レス) id: a77af651c1 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木大福(プロフ) - ayさん» 教えてくれてありがとうございます。近い内に直すのでご了承ください。正直verry以外にも間違いがあると思うのでその時はよろしくお願いします。コメントありがとうございました (2019年12月8日 9時) (レス) id: 7a61a8594b (このIDを非表示/違反報告)
鈴木大福(プロフ) - 暇ですさん» 一コメおめでとうございます。そう言って頂けて嬉しい限りです。コメントありがとうございました (2019年10月24日 18時) (レス) id: 7a61a8594b (このIDを非表示/違反報告)
暇です - やっばい。。。 目から汗が。。。あと一コメ (2019年10月24日 17時) (レス) id: a53b14a901 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴木大福 | 作成日時：2019年10月10日 15時
