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ディルックさんには私が「仙人」であること、1500年前から行方不明になっていたこと、そして私が「岩神の
「情報量が多すぎる…が、まぁ君の雰囲気を見るに嘘では無いんだろう。」
「結局のところ、Aは今いくつなの？」
「……私が居ない期間を含めて、5000かな。」
5000年。1500年分は何も知らないから感覚的には3500歳くらい、になる。
あらゆることを経験した。仙人や帝君をそばで支えてきて、それでも…守りたくて頑張ってもこぼれ落ちていくものがたくさんあった。目の前で散っていくのを何度も何度も見届けた。
「君は、彼と契約したことを後悔してる？」
「…本気で聞いてたら怒るけど。」
「あはは、まさか！暗い顔していたらキミの可愛らしい顔が台無しだからね…Aは、笑っている方がいい。その方があの頑固じいさんも喜ぶと思うけどな〜？」
私の頬を掴んで伸ばすウェンティ。大人しくされるがままになっていると、また徐々に岩元素が充満してきてすかさず頬から手を離してもらう。
「それはどう言う基準で反応しているんだ…まぁ何でもいいが、店は壊さないでくれよ。」
そんなことを言いながら私の前にグラスを置いたディルックさん。中身はぶどうジュースみたいで、ありがたくもらうことにした。
たまに遊びに来るつもりでいるけど、とりあえずは当分お預けになってしまう。今のうちに堪能しておかないと…
「これも瓶で持ち帰れないかなぁ…モラ払うからだめ？」
「…構わないが、今回はタダで良い。蒲公英酒の分だけ貰おう…君も少しは見習ったらどうだ。」
ディルックさんの鋭い視線がウェンティへ向けられる。
ツケが溜まってるんだろうな…どのくらい溜まってるのかは、ちょっと見るの怖いからやめておこう。
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匿名 - 感動できる物語を読まさせていただきありがとうございます！！これからも応援しています！ (2022年6月14日 21時) (
レス) @page15 id: e82571c646 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - 続編おめでとうございます！最初から読ませて頂きました！更新頑張ってください！応援してます！ (2022年6月3日 22時) (レス) @page4 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりふき | 作成日時：2022年6月1日 19時
