僕の推してるお天気お姉さん【まふまふ】

恋の女神 ページ38

『んんっ！！わかんなぁいッ！！』




私は、頭を抱えて蹲った。



そんな…急に言われたらどうすればいいのかもわかんない。



彼方のことは好き。


だけどね。



じっくりと考え込むと何処かの記憶に必ず真冬さんがいるの。


もっと仲良くなりたい。



あわよくば好きになってほしい。



と思ってしまう自分もいる。




恋とか愛とか




難しいなぁ。



prrrrrrr♪


こんな時に誰だろう。



彼方or真冬さんだったらどうしよう。




「あっ…もしもしAさんです…か？」



私の大好きな声。そして今１番聞きたくなかった声が聞こえた。




ご察しの通り真冬さんだった。



見事にフラグ回収しました((白目))



『もしもし。Aですけど、真冬さん…ですよね？』



と言うと一気に声色が明るくなってよかったぁと画面越しに話す彼。




『えっと…ご用件は？』




「また来週の日曜…ぼ、僕の家に来ませんか？」





あっ、今度は2人で、と付け足すように言う。




"2人で"と言う言葉にぴくんと肩が揺れた。




これは乗るしかない。




そう直感で感じた。




これはきっと恋の女神がくれた最大のチャンスだから_______



これを逃したらもう次はないかもしれない。




私は躊躇うことなくうんと返した。

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